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ドコモ市民活動団体助成事業

公募による市民活動団体への活動資金の助成事業

Activity Report

『NPO法人 True Colors』様大阪府 / 助成金額:1,000,000円

目録贈呈の様子

活動名

子どもたちへの色覚バリアフリー社会実現のための支援

概要

目に入る光の情報量がそれぞれの色覚となります。これらについて、プロジェクションマッピングを用いながら、低年齢の子どもから中学生位までを対象に分かりやすく楽しみながら理解できるアニメーションを制作します。このDVDを活用し、大阪を中心に行っている「体験研修」を全国の子どもたちに届け、赤やピンクを見た事が無い多く子どもたちに赤やピンクを体験してもらい、見ることに対する「希望」や「あきらめない」という気持ちを伝えます。

中間報告
丹波市教育委員会・学校保健会での験研修会

中間報告

201709/21

NPO法人 True Colors 中間報告(2017年1月現在)

[活動に至る背景]

「見えてる色はそれぞれ違う」ことを広くお知らせし、具体的に「自分の見えてる色と違う見え方」を多くの人に体験していただいてます。人と違う色の見え方の場合、多くの人の見え方体験で歓声が上がります。それは希望に繋がります。一人ひとり体験する事で、色覚バリアフリー社会を目指し活動をしています。

[活動状況]

①2016.11月  学校法人創志学園クラーク記念国際高校 高校3年生40名に課外授業(体験研修)

②2016.12月 兵庫県丹波市教育委員会、学校保健会で学校職員を中心に講演と体験研修会(毎日放送12/27放送)

③2016.12月 大阪府羽曳野市教育委員会、学校保健会で学校職員を中心に講演と体験研修会

④2017.1月  大阪府私立幼稚園連盟の園長会議にて「絵本」で色覚問題提起

⑤2017.1月  兵庫県加西市教育委員会、学校保健会で学校職員職員と医師会に講演と体験研修会

[成果(アピールポイント含)と反省点]

成果・高校生の授業では、自分が人と違う色覚を自覚していなかった生徒との出会いがあり、他の生徒と自分の色のみかたを和やかに話し合って理解し合ってた。教職員も同様の現象があり、私たちの活動が役に立ってるという実感をもちました。

  • 丹波市教育委員会・学校保健会での体験研修会1
  • 丹波市教育委員会・学校保健会での体験研修会2
終了報告
NPO法人 True Colors  終了報告の写真

終了報告

201803/23

NPO法人 True Colors  終了報告

[解決したかった現状と課題]

「色覚問題」は「理解しなければならない」と国も位置づけています。(2015年度文部科学省通知)。色覚弱者は日本人男性では20人に1人の割合で存在します。日常生活ではあまり支障はありませんが、多くの人にとって見えやすい色使いで社会が形成されているため、社会生活のスタートである学校生活では、不便や苦労が多くなります。視力が各々違うように色覚も各々違います。色の見え方に違いがあるのは「個性」ということを相互に理解することが必要です。

[活動内容]

2015年度ドコモ市民活動団体助成事業では、小学校低学年の色覚多数派も少数派も保護者も分かりやすい絵本「けんちゃんの色」を制作しました。今回は小学校高学年~中学校でも色の見え方が違うのは「個性」ということを、DVDを見ながら話し合うきっかけづくりになるように、アニメ動画を制作しました。

[活動成果]

アニメ動画制作会議を、月に2回の割合で行いました(昨年11月~今年8月)。試写会には、制作者と学校関係者、行政、一般企業の方々にも参加していただき(計50名)、さまざまな意見をとり入れながら制作し、8月24日に最終試写会を実施しました。実際にDVDを見ていただくのはこれからとなりますが、来年1月には、このDVDを使って小学校6年生の授業が行われます。

[工夫したポイント]

広範に色覚問題を表現することは難しく、結果として色覚問題入門編にしぼりました。制作者の中心人物に色覚少数派の方を選び、経験を活かしながら制作を委ねることとしました。

[活動の反省点]

アニメ動画は専門家集団に制作してもらいながら、月2回の会議を行う進行で予想外に時間がかかりました。また、複数の作り手が関わらなければならなかったため、専門家集団とのコミュニケーションを図ることは大変でした。

[今後の課題・展望]

色の見え方に違いがあるのは「個性」であり、相互に理解することが必要です。既存の絵本「けんちゃんの色」と、アニメ動画「不思議の色の国のアリスちゃん」を活用し、行政や学校等と連携しながら、子どもたちが見え方の違いで不便や苦労しないよう、安心して学校生活が過ごせるように、顔も性格も感じ方もそれぞれ違うように、色の見え方もみんな違って当たり前であるということを、易しく広げるための環境作りに取り組んでいきます。

  • 活動写真1
  • 活動写真2
  • 活動写真3
  • 活動写真4
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