メニューボタン

ドコモ市民活動団体助成事業

公募による市民活動団体への活動資金の助成事業

Activity Report

『NPO法人 日本冒険遊び場づくり協会』様東京都 / 助成金額:500,000円

目録贈呈の様子

活動名

遊びを通じた子どもの心のケア活動

概要

当協会では、阪神・淡路大震災や東日本大震災において「子どもが“遊び”をつくる遊び場」=冒険遊び場(プレーパーク)や、子どもが“遊び”をつくる道具を載せたワゴン車=「プレーカー」の出前活動などを通じて、子どもたちに遊びの機会をつくり、心のケア活動を展開してきました。
 熊本地震の被災地域は広域に渡ることから、プレーカーを整備し遊びの機会を提供することによって子どもたちへの支援を継続的に実施していきます。

終了報告

終了報告

201709/29

NPO法人 日本冒険遊び場づくり協会 活動報告

[活動の概要]

当協会は、「遊び あふれる まちへ!」を掲げ、全国の冒険遊び場(プレーパーク)づくりから運営、そこに関わる人々への支援、そして子どもの遊びとその環境を豊かにする活動を行っています。

特に阪神・淡路大震災や東日本大震災においては、「子どもが“遊び”をつくる遊び場=冒険遊び場(プレーパーク)」や、「子どもが“遊び”をつくる道具を載せたワゴン車=プレーカー」を現地に派遣し、子どもたちの遊ぶ機会をつくり、心のケア活動を展開しました。

そうした活動実績を踏まえ、被災範囲が広域であった熊本地震においてもプレーカーを稼動させることで、子どもの心のケア活動を展開しました。  

【主な活動場所】

河内からたち保育園/にしはら保育園/NTT西日本熊本支店スマートスクエアくまもと前/木山仮設住宅集会所/新市街アーケード/雑草の森/木山仮設住宅集会所/錦ケ丘公園/益城町テクノ仮設団地

  • プレイカー
  • プレイカーに乗る

1)スケジュールについて

おおむね当初の予定通り実行できました。

プレーカー活用リーフレットの配布開始時期を12月頃としていたが、プレーキットの整備が1月に完了する予定であったことから、プレーキットの写真をチラシに多用することでよりリアルな様子を伝えるために、配布開始時期を遅らせました。

2)活動内容について

おおむね当初の予定通り実行できました。

プレーカーの出動回数については、当初の計画とおり実施することができました。実際の出動日は日曜日もしくは祝日がほとんどであったことから、多くの参加者が来られるように、平日や土曜日の開催も今後検討する必要があると考えています。

<現地での反応>

プレーカーの車体は、カラフルにデザインされており、そこにあるだけで場の雰囲気を変える力を持っています。さらに、その中から想像以上にさまざまな遊び道具(プレーキット)が出てくることも参加者やその場を運営するプレーリーダーにとっても魅力の1つでした。

このプレーカーがあることで、参加者はもちろん、最初は怪訝な様子で見つめていたおとなたちや子どもも少しずつ近づいて、「遊んでいいの」と声をかけるようになりました。さまざまな遊びができるように工夫されたプレーキットを通して遊ぶことで、最初に抱いていた怪訝な様子はなくなり、帰り際には会釈をしてくれるおとなの姿も見られるようになりました。

こうした参加者の姿からも、さまざまな制限のなかで生活している被災地域の方々にとって、被災地域に遊び場ができるこうした活動を実施することは大変意義があると考えられます。

<成果>

・車であるという利点から、さまざまな場所で遊び場を実施することができた。

・プレーキットの種類の豊富さから、どの年代の子どもも楽しく遊んでいた。

・さまざまな場所で実施することで、その地域の方々の思いやニーズを知ることができた。

・出前プレーパークという形式を知ることで、参加した保護者やおとなが「自分たちにもこんな遊び場がほしい」という気持ちを抱き、遊び場づくりへの動機づけにつながった。

<今後の課題>

初年度ということもあり、活動回数は限られたものでした。今後もプレーカーを継続して、定期的に開催できるようにするための人材確保、プレーカーの運用費(ガソリン代、車検代など)といった資源確保が重要となってくる。そうした必要資源を確保するために、中・長期的な計画の作成とシステムの構築が必要である。

この活動は移動式のプレーパークなので、今後、現地にどういった遊び場をつくっていくかの検討も求められる。

  • プレイカーと遊び場
  • プレイカー遊び場
  • プレイカーと子ども
現在位置は
このページのトップへ戻る