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ドコモ市民活動団体助成事業

公募による市民活動団体への活動資金の助成事業

Activity Report

『Noroshi西原』様熊本県 / 助成金額:500,000円

目録贈呈の様子

活動名

「ガレキと一輪の花 プロジェクト」

概要

4月16日(金)の本震にともない地域のコミュニティーから避難所のコミュニティーへ、7月17日(日)から避難所から仮設住宅におけるコミュニティーに移行しましたが、人間関係の疲れからいまだに仮設住宅のコミュニティー体系ができていません。
仮設住宅にて花を配り、新しいコミュニティー作りのきっかけを作りたい。
また、発災以前の人間関係を再確認するような花植え交流会を催すことで災害にあったストレスを解消していただきたい。そんな思いで2016/8/28にスタートした「ひまわり迷路&カフェ」。このような地域の方々とボランティアとの連携で子どもたちの笑顔を創出する活動を継続していきます。

終了報告
ひまわりの便り

終了報告

201710/02

Noroshi西原 活動報告

[活動の概要]

・ガレキの様子と花植えの様子を毎日発信する。目的は被災地の現状を知ってもらう。

・仮説住宅に地域住人、ボランティアと共にヒマワリを植える。枯れた後は、また地域住人とボランティアにて収穫、その後、熊本の被災した菓子店や精油工場と加工、販売。目的は花植えによるコミュニティ作り、仮設住宅住民への元気付け、収穫した種などを加工、販売し、その収益でまた花植えを行うことで持続性を作り、仮設住宅の子どもたちには経済を学んでもらう。

・地震による住宅解体後の更地へ、地域住人とボランティアで花植え。枯れた後は、また地域住人とボランティアにて収穫、その後、熊本の被災した菓子店や精油工場と加工、販売。目的はその場所で住んでいた方を元気付ける、収穫した種などを加工、販売し、その収益を持ち主の方の生活再建にあてる。

・地震により水が来なくなってしまった畑や田んぼに住人とボランティアで花植え。枯れた後は、また地域住人とボランティアにて収穫、その後、熊本の被災した菓子店や精油工場と加工、販売。目的は農家の方を元気付ける、収穫した種などを加工、販売し、その収益を次の花植えや持ち主の方の生活再建にあてる。耕作放棄地にならないようにする。

・耕作放棄地に地域住人とボランティアで花植え。枯れた後は、また地域住人とボランティアにて収穫、その後、熊本の被災した菓子店や精油工場と加工、販売。目的は地震により廃業した農家の方が増えたことによる耕作放棄地を減らす、収穫した種などを加工、販売し、その収益を次の花植えや持ち主の方の生活再建にあてる、景観の向上。

・ヒマワリ迷路や菜の花カフェを地域住人とボランティアで作る。枯れた後は、また地域住人とボランティアにて収穫、その後、熊本の被災した菓子店や精油工場と加工、販売。目的は地震により減ってしまった子どもの遊び場を作る、住人が休め、癒される場所を作る、観光客が訪れる場所をつくる、収穫した種などを加工、販売し、その収益でまた花植えを行うことで持続性を作る。

  • ひまわりの便り
  • 花植えの様子

<ふりかえり>

・ひまわりが咲いている期間が想定したより短かった。

・道路沿いに植えた菜の花があまり咲かなかった。

・ひまわりの種を加工する際に、想定していたより種を剥ぐことが困難であったので、殻がついたままお菓子に加工した。

・仮設住宅での花植えにおいて、想定していたより木造仮設住宅とプレハブ仮設住宅の住人の方のコミュニティに対する意識に違いがあった。現時点でも退去者が出てきており、あくまで仮の住まいというプレハブ仮設住宅の住民はコミュニティ形成に諦めを持っている方が多い。その点、そのまま住まいとなる木造仮設住宅の住民はコミュニティをよくしようという意識が高い。

<成果>

・全体を通して8割は想定をしていた通りになった。

・ひまわりは時期を変えて植え、冬に見られるヒマワリを植えるなど、長く楽しめるようにした。

・花の加工品作りを、住人やボランティア、更に広げておこなった。

・ヒマワリ畑の中にステージをつくり、イベントができるスペースを作った。

・村内の小学校、中学校と連携し、企画、花植え、収穫、販売までをともにおこなう。その中で、多くのことを学べる仕組みを作った。

・仮設住宅にお住まいの方で花をご自身で植えている方に追肥をおこない、そこで交流を図り悩み事などを聞くことができた。

・震災の影響で使えなくなった畑や田んぼ、耕作放棄地に花を植え、景観を向上させ、その後、加工品をつくり、それを土地所有者の再建にあてた。

・花による観光地化を図り、観光客にきてもらう取り組みをおこない、西原村に利益をもたらした。

  • ひまわりの迷路1
  • ひまわりの迷路2

<今後の課題>

・今回は行政との連携をあまり行っていなかったため、ひまわり迷路の問い合わせが村役場や交番に来るなどの事案が発生した。今後は行政と連携し、村内での広報、そして村外への広報にも力を入れる。

・花の観光地にし、そこに企業の広告をもらい、活動資金や土地所有者の再建費用にあてる。

・ひまわりの種を神戸や福島からもらい、植え咲かせていくことで、被災地どうしをつなぎ、復興への道のりを共有し、歩みを進めていけるようにする。

・今後、震災が起こったときに、この花による復興が役立つよう、体系化し広く使える形までもっていく。

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