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ドコモ奨学金

社会的養護出身者に対する経済的支援事業

Activity Report

奨学生証授与後の集合写真

活動報告

201903/20

2019年度「ドコモ奨学金」内定者12名に対して、奨学生証授与式を開催しました。

NPO法人モバイル・コミュニケーション・ファンド(以下:MCF)では、児童養護施設や里親などで暮らす社会的養護出身の子どもたちが、将来の夢や希望に向かってチャレンジできる社会をめざし、大学等への進学支援を目的とする返済不要の「ドコモ奨学金」を2018年度からスタートしました。

今回、2年目を迎え、2019年3月20日にNTTドコモ本社ビル(東京)において、第2期生となる奨学生12人が集合し、「ドコモ奨学金」奨学生証授与式を開催しました。

奨学生証授与式には、選考委員の村木さま、高橋さま、また、MCFからは加藤理事長、理事の方々に参加いただきました。

奨学生によるスピーチ

奨学生証授与式では、はじめに2期生12名の奨学生から自己紹介と将来の夢についてのスピーチがあり、奨学生全員が緊張した面持ちで、進学した大学、専門学校等で将来の夢の実現のためにチャレンジしたいこと、その夢をめざすことになったきっかけなどを語っていただきました。

一人ひとりのスピーチに選考委員の皆さま、そして、MCF加藤理事長、理事の方々が時折頷きながら、優しい眼差しで聞き入っている様子がとても印象的でした。

次にMCF加藤理事長から、奨学生への激励のあいさつと奨学生証の授与が行われました。

加藤理事長あいさつ

今回、2期生として、皆さんを選ばせていただいたことをとても嬉しく思っています。

奨学生の皆さんは、4月から新しい生活を迎えることになると思います。新しいということは変わるということで、多くの不安や心配な事が起こると思いますが、皆さんだけでなく、誰でも不安や心配を感じています。そのことを理解し、一人で抱え込まないで友だちや相談窓口の「ゆずりは」さん、MCF事務局に相談してください。「人間は、人間同士のぬくもりの中で結びついて、助け合って生きている」ということを忘れないで、困った時には、いつでもヘルプすることが大事です。その方が、気持ちも落ち着き、早く解決すると思います。そのうえで、皆さんがスピーチの中で話された「夢の実現に向かってチャレンジし、社会の役に立ちたい」という気持ちを忘れないで、有意義な学生生活を過ごされることを心から祈っています。

奨学生証授与

引き続き、加藤理事長から、奨学生一人ひとりに明るい笑顔で奨学生証を授与し、固い握手を交わしていただきました。

続いて、選考委員長の津田塾大学客員教授 村木厚子さまよりご祝辞をいただきました。

村木選考委員長からの祝辞

今回、選考委員として、皆さんを奨学生に選ばせていただいたことを本当に嬉しく思います。

そして皆さんが、奨学金というチャンスを得たことを「心からおめでとうございます」という思いでいっぱいです。

これからの人生の中で、どんなに頑張っても「嫌なこと、辛いこと、困ったこと」がたくさん起きると思いますが、その時こそ、誰かを頼ることはとても大事なことだと思います。

私が最近気に入っている言葉で「自立というのは誰にも頼らないということではない、自立というのはたくさんの人に少しずつ頼れるようになること」というものがあります。これから皆さんは、たくさんの友達ができると思います。その友達に少しずつ頼って、上手に難関を乗り越えて、皆さんの夢を実現していただくことを心から祈っています。

本当に今日はおめでとうございます。そしてありがとうございます。

今後の奨学生との関わりについて

MCFでは、本奨学金を通じて、12名の奨学生一人ひとりが自立に繋がっていただけるよう、アフターケア相談所「ゆずりは」のスタッフと事務局が連携をしながら、見守っていきたいと思いますので、皆さまのご支援をよろしくお願い致します。

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