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ドコモ奨学金

社会的養護出身者とアジア諸国からの留学生に対する経済的支援事業

Activity Report

卒業報告

202203/17

2018年度ドコモ奨学金(社会的養護出身者): 1期生 卒業報告

E.Sさん
将来の夢:地方再生・被災地復興関連の職員

【学生生活を振り返って】

卒業を迎え大学生活を振り返ると様々なことを経験できた本当に貴重な4年間でした。最初は何もかもが初めてのことばかりで不安だらけでしたが、たくさんの人に助けられ支えられながら充実した学生生活を送ることができました。大切な人との出会い、アルバイト、ゼミ活動、サークル、海外経験、就活など学生だからできることをやりきりました。辛いこともありましたが、それ以上に楽しいこと嬉しいことを経験できました。

【今後の進路】

これからは広告代理店で働きます。社会人としての新たなスタートになるので気持ちを切り替え、仕事やこれからの活動を通して「子どもが夢を持てる環境を創る」ことを実現させていきたいと思います。大切にしている素直で優しくいることを忘れずに自分らしくあり続けたいと思います。

【後輩たちへのアドバイス】

生きていればいろいろなことがあります。嬉しいこと楽しいこと理不尽なこと。その中でさまざまな感情になると思います。その一つ一つの自分の気持ちに嘘をつかないでください。何かあったら周りをたくさん頼ってください。たくさん迷惑をかけてください。それでいいんです。頼らないで自分の力だけで歩くことの正しさも分かります。でも、「何もかも自分で抱え込まないこと。」これが、自分の人生を少し楽しく描けるヒントになると私は思います。そして、支えてくれる周りの人を大切にして感謝の気持ちを伝えてください。心の余裕がでてきたら人のことを助けたり許したりしてみてください。これからの皆さんの学生生活が素敵なものになりますように。

【最後に】

私は大学進学という道を選んで幸せでした。大学生活の機会をいただけたことが私にとって大きな財産になりました。これまで支えてくださった多くの方に感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。

R.Kさん
将来の夢:教師

学生生活を振り返ってみると本当にあっという間でした。4年間という長いようで短い時間は私にとってすごく大切な時間であり、何事にも変え難いものへとなりました。
大学生活では大学祭の実行委員会副局長に就任し、企画・運営に携わったり、海外でのボランティア留学では香港・マカオ、インドネシア、インド等数多くの国に渡航し、現地の人達と様々な事を協働してきました。他にも新しいアルバイトを始めることが出来たり、サークルを自分で立ち上げたりと積極的な活動を意識して行ってきました。
その背景にあるのは後悔のない選択をしたいと考える私がいたからです。人生は数多くの選択の連続です。勉強をする人しない人。アルバイトをする人しない人。どちらが良い、悪いと決めつける事は私にはできません。しかし、出来る環境がありながらしないという選択をする人はきっと後悔すると私は思います。実際に私がそうでした。海外へのボランティア留学で言語の壁にぶつかった時に私は「英語が話せなくても全然大丈夫!気持ちだよ」等と強がっていました。気持ちで伝わることも多々あります。しかし気持ちが伝わらなかった時はどうでしょうか。何かに理由をつけて逃げようとせず自身の問題に真摯に向き合い解決の1歩を踏み出すことこそが、豊かな人生を築けるきっかけになるのではないかと思います。そしてそれは自分だけに当てはまることではなく、周りの関わっていく全ての人に対しても同じです。自分のためではなく、誰かのために真摯に問題に向き合えることが出来たなら、皆から愛される人間になるのではないかと思います。大学生活を振り返るとそれこそが1番大切なことであり、無くしてはならないことだと感じました。
人生のほんの少しの先輩から後輩へ贈る言葉は「やらずに後悔よりやって後悔」です。何事にも恐れず果敢に挑戦し続けてください。必ずやって良かったとなるはずです。

YT.Kさん
将来の夢:児童養護施設職員

【学生生活を振り返って】

学生生活を振り返り、私の4年間は自分と向き合うものになったと思います。
学生生活当初はアルバイトをしてお金を貯めて自分の欲しいものを買いながら、学業に励み4年間を送る。そんなシンプルで誰もが考えていそうな大学生活を日々生きていくと思っていましたが、全くそんなことはなかったです。
まずアルバイトは続いても1年で、バイト仲間と呼べる友達もできませんでした。その時、自分のコミュニケーション能力の低さを痛感しました。授業では、私は福祉系の大学なのですが、1年目で福祉に対する興味がわかなくなってしまっていました。児童養護施設について、もっと児童の人権について学べるものだと思っていましたが、「福祉」というものは児童だけに当てはまらず、「高齢」、「地域」、「障害」など様々な分野が合わさり福祉と呼ぶということを大学に入学し知りました。だから、入学前と後では福祉に対する捉え方が変わり、興味を失ってしまったのかもしれません。
1年間続けたアルバイトを辞め、次回始めるバイトを始める自信がなくなっていたので、大学生2年目から自分でお金を稼ぐことができるかもしれないと、アフィリエイトやプログラミングを学びましたが、大きな結果を出せないまま3ヶ月でやめてしまいました。
そんなこんなで高校時代の強みだと思っていた「努力」と「ストイック」を失い、何をやってもどうせ続かないという考えに縛られてしまっていました。ある意味で一人暮らしを始めたことにより、改めて自分という人間を理解したのだと実感しました。
そんな自信を失ったまま、なんとなく2回生を生き、3回生に入った時、筋トレに出会いました。筋トレは比較的早く結果が生まれ、継続さえすれば必ず報われます。だから当時の自己肯定感が下がった私の挑戦への自信を少し戻してくれました。また結果を出すよりも続けるという「過程」が重要なんだと気づくことができました。大学生活では己の力の無さを何度も実感するものとなりました。だけど生きてれば、自分が望んだ形ではないけれど、自分が気づかなかった「何か」に出会えることを知りました。

【今後の進路】

私の今後の進路は、当初は福祉に関わるために大学に入ったのですが、正直、今は何がやりたいのかさっぱりわからなくなってしまった状態です。だからとりあえず1年間は就職をせず、フリーターとしてやっていきます。

【後輩たちへのアドバイス】

今までは児童養護施設の生活の中で、他の同居人に気を使いながら生きたり、その施設のルールに縛られ良い子を演じなければならなかった人もいるはずです。だから大学生活ではとにかく自分のために生きてください。そして暇な時間ができたらその暇な時間をたくさん堪能してください。焦る必要はないです。思い通りにいかないこともありますが、なんとかなります。ゆっくりでいいです。人によっては大きな一歩を歩み始めるかもしれませんが、スロースタートでも大丈夫です。とにかく自分のために時間を使ってください。勉強以外は頑張らなくていいです。生きてるだけでいいです。

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