活動報告Activity Report
修学報告
202510/08
2022年度ドコモ奨学金: 5期生 2025年度前期修学報告
N.Sさん
将来の夢:看護師
4年前期では、実習に行きながら就職活動も行いました。実習が忙しく、就職活動がおろそかにならないように実習が始まる前から履歴書の添削をして頂きました。実習では、成人や精神・小児・母性領域などを経験し、新しい知識や技術を身につけつつ、今までの実習で培ってきたものを最大限に発揮できるよう努めました。
就職試験は、小論文と面接がありました。教員の方々や友人、家族に協力して頂き、たくさん練習を重ねました。そのため、就職試験では自分の言いたいことを言い残すことなくお話できました。無事内定を頂いたため、就職するまでの間、勉学に励みたいと思います。
4年生では、実習と就職活動の他にも卒業研究や国家試験のために勉強しなければなりません。そのため、前期ではやることが多く物事の優先順位をつけて行動することがとても難しかったです。その度に落ち込んだりやる気がなくなってしまったこともありましたが、教員の方や友人に相談し、アドバイスをもらえたことでなんとかやり遂げられました。
今後は、国家試験に向けてたくさん勉強します!
C.Kさん
将来の夢:建築士
4月から9月にかけては、研究室にて卒業研究に向けた準備を本格的に進めてまいりました。
具体的には、研究テーマに関連する事例の収集やスタディを行い、さまざまな視点からの考察を深める活動を研究室のプロジェクトと並行しながら進めていました。加えて、研究対象の敷地と大学とを何度も往復し、現地の状況や空気感を肌で感じ取ることを意識しました。アルバイトと並行しながらではありましたが、時間を有効に使い、多くの場所に足を運ぶよう心がけています。
また、専門知識だけでなく他分野の知識や経験も研究に活かせると考え、建築以外のジャンルの書籍を読んだり、新しい体験にも積極的に取り組んできました。こうした幅広い視野を持つことが、今後の研究の質を高めることにつながると感じています。
進路については、大学院進学と就職のどちらに進むかをしばらく悩んでいましたが、最終的にはどちらの可能性も大切にしたいと考え、両方の準備を同時に進めてきました。その結果、今はどちらに進んでも前向きに取り組める状況を作る事に成功し、ようやく安心して研究に集中できる環境が整いつつあります。
今後も引き続き、研究と自己成長の両面において努力を重ねていきたいと考えています。
H.Mさん
将来の夢:宇宙開発
大学も四年目になりました。今年の夏は来年から研究室に配属されるのでそれの準備として基礎的な勉強を振り返り、院試対策を進めた半年でした。これまで過ごしてきた半年間の中で1番地味といえば地味な半年でしたが、得るものは確実にあったと思います。
また新たに個別指導の先生のバイトを始めました。中学や高校の時の記憶を掘り起こしながら、他人にも本質が伝わるように言語化する、ということはそれなりに骨が折れます。ただ、全ての研究は正しく言語化して第三者に伝わらなければ意味がないので、そういった意味ではこの経験もいつか必ず活きてくるのかなと考えたりもします。
残すところ後半年間とはなりましたが精一杯自分のやるべきことを頑張ろうと思います。
Y.Iさん
将来の夢:理学療法士
大学四年生の半年間、私は子どもに関する学びを中心に授業や実習に取り組みました。この期間で特に印象的だったのは、子どもの発達や学習は一律の基準で測るのではなく、一人ひとりの個性を理解する姿勢が大切だという点です。これまで「標準」や「平均」から外れることは「遅れ」とみなされがちでしたが、実際にはそれぞれの子どもが異なる強みと弱みを持っており、その多様性こそが成長の基盤になると感じました。
また、授業では発達障害や特別な支援を必要とする子どもについて学びました。例えば、自閉スペクトラム症の子どもにとっては、口頭での説明だけでは理解が難しい場合があり、絵や図などの視覚的支援が効果的であることを知りました。さらに読み書きに困難さを抱える子どもへの支援では、失敗を叱責するのではなく、小さな成功を積み重ねて自己肯定感を高めることが重要であると学びました。こうした学びを通して支援は異なる学力の補填ではなく子どもの心の安心感や社会性を育むことにもつながることを理解しました。
この半年間を振り返ると子どもについての学びは知識の習得にとどまらず、子どもを1人の主体的な存在として尊重する姿勢を養うものでした。今後も教育や支援の現場に立つ際には、この視点を忘れずに、子どもたちが安心して自分らしく成長できる環境づくりに取り組んでいきます。
S.Wさん
将来の夢:国際公務員
前期は、これまでとは異なる金融系や経営系の授業を中心に履修し、今後社会人として必要となる知識を幅広く学ぶことができました。また、卒業論文の執筆にも着手し、自らの研究テーマを掘り下げながら計画的に進めています。さらに、運転免許を取得し、日常生活における行動範囲の拡大とともに、社会人として必要な準備を一歩進めることができました。並行して、金融関連の資格取得に向けた学習も継続して取り組んでおります。
私生活の面では、これまでと同様に三つのアルバイトを続けながら、最後の夏休みを充実して過ごしました。楽しみながらも将来を見据え、就職に伴う引越し費用や生活資金に備えて貯金を心がけてきました。就職先の本社が東京にあり、入社後1年目は研修が中心となるため、生活基盤を整えるための準備を進めています。
今後は残りの授業を着実に履修しつつ、卒業論文の完成に力を注ぐ予定です。また、学生として過ごす最後の学期でもあるため、学業と並行して学生生活を存分に楽しみ、悔いのない形で締めくくりたいと考えております。