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ドコモ奨学金

社会的養護出身者に対する経済的支援事業

Activity Report

修学報告

2020Spring

2018年度ドコモ奨学金: 1期生 2019年度後期修学報告

E.Sさん
将来の夢:地方再生・被災地復興関連の職員

私は、大学三年生になり大学生活も残り半分となりました。コロナウイルスの影響でオンライン授業など今までとは全く違った生活を送っています。学業では、全ての単位を取得することができました。
大学での学びを活かせるように日常生活でもできるだけ疑問をもって生活することを意識しています。
学外では、長期インターンを去年から継続しており、自分のアイデアで誰かの課題を解決することを通して、喜びを感じ、自分の成長に繋げています。

それと並行して、三年生になり、本格的に就職活動がスタートしました。自分はどんな人なのか、どこを目指したいのか、どんなことで社会に貢献したいのかを日々考え模索しています。軸をはっきりさせ、いつものように活動の中に何か楽しみを見つけながら頑張っていきたいと思います。

支えてくださる全ての人への感謝の気持ちを忘れず、一日一日を大切に成長していきます。いつも本当にありがとうございます。

R.Kさん
将来の夢:教師

今年度で3回生になり、より一層教師という夢が確実となってきました。介護研修や教育実習の準備などで益々忙しくなってきています。そんな中でもゼミやサークル等、楽しいことも沢山あり充実した学校生活を過ごしています。

また、今春期の休みの間に、コルカタのマザーハウスへボランティアに行きました。最初の1週間は現地見学を行い、インドの空気感や、都市毎の雰囲気の変化等も実際に行ったから分かることが沢山ありました。海外での初めての対人ボランティアも行い、学ぶことや感じることが山ほどあり、日々日々気付かされることだらけでした。
言葉が通じない分、相手が何を求めているのかを考え、感じることの重大性を改めて感じました。インドでのかけがえのない経験を自分の糧としてこれからの学校生活や日常生活に繋げていきたいし、「自分に出来ること」から挑戦していきたいと思います。

コロナの影響はまだまだ続きそうですが、今だからこそできることから始めていこうかと思います。

YK.Kさん
将来の夢:ファッションデザイナー

就活生になりました。今はコロナの影響というのもあり中々思うように物事が進まなかったり、学校の授業も延期になるなど困難な日々が続いています。このまま終息の見通しがつかないとなるとオンライン授業になるかもしれないという状況です。
しかし、このような日々が続くなかでも今自分にできることは何かをよく考えて行動するように心がけています。

専門学校後期を振り返って僕は様々なことに挑戦してきました。一番は学校のメインビジュアルパンフレットの衣装を製作し11月に約一週間程パリまで撮影を行ってきたことです。
テーマは時代に流されず未来を切り開いていく女性です。
前期に中国のコンテストに行ったということもあり、また学生生活の集大成ともいえる6体の衣装を製作するLVMHコンテストにも参加し、限られた製作期間のなかで必死に作り、人々の心に感動を与えられる作品ができたと思います!

これから後、約一年間という短い期間のなかではありますが、成長に繋げられるよう頑張ります!

S.Yさん
将来の夢:看護師

13クールの長い実習が始まりました。これまでの経験を生かし、個別性・特殊性に応じ、対象者に対して看護していくことができるのではないかと、日々実感しています。
現在は新型コロナウイルス感染症の影響もあり、実習はできていませんが、家でできるこれからの実習の事前学習であったり、国試対策であったりを行いながら、日々過ごしています。

今回中止になった実習やこれからの実習が実施可能な状況にまで復活するのか、また、復活し実習が再開された場合には、十分に資源があるのかなど、不安要素がたくさんあるなかで看護学生として、看護職に就くものとしての行動が求められています。
さらに、来年にある看護師国家試験が無事実施されるのか、13クールの実習を終え受験資格が得られるのかが心配です。

新型コロナウイルス感染症の影響で生活行動も制限されており、普段家にいることが多くなりましたが、学習と休息をバランスよくおこない自身の健康管理に努めていきたいと思います。

M.Yさん
将来の夢:作業療法士

11月から5週間、評価実習1期目は総合病院に行かせていただきました。初めての長期期間の実習で5週間乗り越えられるか不安でしたが、ケースバイザーの先生に支えてもらい無事終えることができました。5週間の実習で最も辛かったのが、ほぼ毎日、レポートや課題が出るため、1日の睡眠時間が2、3時間だったことです。さらに、1期目の総合病院では評価の順番、評価方法、評価結果から予測される考察、レポートのまとめ方、他職種との関わり方など様々なことを学ぶことができました。
また、反省点として5週間ずっと緊張したままで患者様とのコミュニケーションが上手にとれてなかったことだと考えました。
この1期目の反省を活かして、1月から始まる2期目の実習では「自分らしさ」を出して実習に取り組むことを目標にしました。私の2期目の実習先は老人保健施設でした。2期目の実習先は利用者さんとのコミュニケーションの方法や、装具の着脱の仕方を学ぶことができました。病院とは違い、ピリピリした現場ではなく和やかな雰囲気で実習ができ「自分らしさ」を出せたと思います。
1期目に学んだ評価の順番やレポートのまとめ方などを褒めていただくこともあり、1期目に少ししんどい思いをしたけど頑張ってよかったと思いました。3年生になったら7月から9月まで総合実習があるのでそこでは自分に自信を持って取り組みます。

○自動車教習所、アルバイト、就職活動について
12月に自動車免許を取得しました。アルバイトは自動車教習所が終わったタイミングで始めました。ずっと働くわけではなく12月から4月までの5ヶ月間限定です。服やお出かけの際の費用に使っています。5月からは国家資格取得に向け勉学に励む為アルバイトを辞めます。就職活動は時間をかけて自分に合った就職先をみつけたいと思います。

YT.Kさん
将来の夢:児童養護施設職員

2年が経ち、過去の報告書から自身の変化を感じました。その変化は学習面だけでなく、生活面も同じです。人間に変化はつきものですが、高校時代は1年2年でそこまで変わっていなかったと思います。学習面において、12月頃に鳥取で行われた国際シンポジウム「子どものこえから始まる未来」の講演を聞きに行きました。以前までは、児童養護施設出身の子どもが声を上げていかなくてはいけないと思っていましたが、今回の講演を聞き、声によっては逆に自分たちの印象を悪くさせているのではないのかと思ってしまいました。児童養護施設で育った子どもの施設による印象はバラバラです。大抵の子どもは、職員や施設の愚痴から始まり、その施設の悪い環境や子どもが受ける支援不足についての子どもの声が上がっていますが、やはりそれでは施設=大変な所という固定概念を社会に自ら発信しているようにも感じます。このような考え方の変化は授業においても影響しました。学習の意欲がなくなったわけではなく、むしろ学習の方向性が変わったんだと思います。その方向性を今年から始まる実習ではっきりさせていこうと思います。

生活面においては、2月中旬ごろから始まったコロナの影響が強いです。本来、始まっているはずの授業がまだ始まっておらず、人生初のオンライン授業に向けて準備しています。まさかここまで大事になるとは思っていませんでしたが、今だからできることを考えて生きていこうと思います。

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