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ドコモ奨学金

社会的養護出身者とアジア諸国からの留学生に対する経済的支援事業

Activity Report

活動報告

202011/19

2020年度(アジア諸国からの留学生):自己紹介と将来の夢や目標等について

ネパールの情報技術の発展に貢献したい!

名前:ゴータム ユバラズさん
大学:室蘭工業大学
国籍:ネパール

私はネパール出身のゴータムユバラズです。現在、室蘭工業大学の情報電子工学系専攻で勉強しています。この大学に入学する前、稚内北星学園大学の情報テクノロジーコースで勉強し、いろいろなネットワーク技術を学びました。特に、Software Defined Network(SDN)という最新のネットワークシステムについて卒業研究し、さらに勉強したくて室蘭工業大学に進学しました。今は、佐藤セミナーに所属し、Software Defined Network (SDN)システムの侵入防止と侵入検知システムに関する研究を行っています。

これからの計画として、今行っている「Experimental Security Analysis of SDN by Using Packet Sniffing and Spoofing Technique on POX and Ryu controller」というテーマの研究は国際学会(NaNA International Conference 2020)に選ばれており、その学会向けの準備をしていきたいと考えています。そして、大学院生としての在学中に、今行っている研究をジャーナルに出すという目的を達成するため、頑張っていきたいと考えています。

私が所属している佐藤セミナーで行われているディタールカスキ無線ネットワーク(Dhital-Kaski Wireless Network)という研究があり、ネパールのE-Learningシステムを良くする目的で研究のインフラ整備をしており、私の研究もこの応用事例と統合させたいと計画しています。

勉強だけでなく、日本の文化や習慣に興味があり、今まで、いろいろな社会の祭りやイベントにも参加してきました。これからもそういうイベントに参加する機会をいただければと考えています。

私は大学院修了後、日本のIT企業に就職したいと考えています。特に、IT系でネットワーク関係の仕事をし、会社の仕事についても学びたいと考えています。将来的に、ネパールに戻り、日本から学んだことをいかしてネパールの情報系の企業に貢献し、日本のICT企業との懸け橋にも貢献したいと思っています。

「おしん」に魅了され日本に興味を持ちました

名前:パル タンドラさん
大学:岩手大学
国籍:インド

私は、インドのパル タンドラです。私が幼い頃、今は亡き祖母が私にしてくれた話をよく覚えています。それは、「おしん」という女の子の話でした。後に、それは私が生まれる前にインドで放送されていた日本の有名な連続テレビ小説であることを知りました。
私は「おしん」の人生で、特に冬の時期の困難を乗り越えるストーリーに魅了されました。「おしん」の話を聞いたとき、私は祖母に、日本はどこにあるのか、インドからどれくらい遠いのか、どうやって行けるのか、住む人たちの様子などを聞きました。祖母は日本について、まるでおとぎ話の中の国のように説明してくれました。祖母はインド郊外に住んでいたため、日本に関する知識は限られていましたが、大人になってしっかりと学べば、日本についてもっと理解できると言っていました。しかし、祖母の話のみでは好奇心が満たされず、少しずつ日本についての情報を集めるようになりました。特に、中学生の頃はキテレツ大百科を見ていました。「コロ助」というお助けロボットを作った天才少年の話から、日本と日本の最先端技術に強く興味を惹かれ、日本に行きたいと思う気持ちが強くなりました。両親から日本は品質を重視する国だと聞き、日本で技術者になるために一生懸命勉強をしました。

2019年に私は自費で岩手大学の研究生として来日しました。岩手大学の授業で日本語を学んだ際、母国語のベンガル語と日本語の基本的な文法の類似性に驚き、日本語を学ぶ意欲が湧きました。さらに私は、日本語に慣れるために、大学が主催するイベントや、茶道や生け花などのイベントに参加しました。加えて、日々の課外活動やアルバイトで日本語を積極的に使っており、近いうちにすらすらと日本語で会話ができるようになりたいと思っています。

現在、私はワイヤレス給電について研究しています。具体的には、特殊な反射板を用いてマイクロ波電力伝送と無線通信を両立させる方法を模索しています。反射板についてはこれまで多くの研究がなされていますが、従来の反射板は特定の周波数のみでしか動作しないため、送電と通信で周波数を切り替える必要があります。しかしながら、周波数を切り替えたとしても送電と通信の双方を実現することは困難です。そこで私は、入射した電波の種類に応じて反射と透過の特性が変化するような研究に取り組んでいます。これは無線電力伝送と無線通信を両立させた新しい技術であり、この技術が実現すれば、人々の生活がより豊かにかつ便利なものになると信じています。例えば、センサーやウェアラブルデバイスに無線電力伝送することでバッテリー交換が不要となるため、病院や医療施設センター等で役立ちます。また、人々が忙しく動き回る職場などでは、デバイスに追従して給電するため、電源が切れることはありません。さらに、リモートで制御を行う機械でも同時に給電が可能であるため、工場などにおいては生産性の向上に非常に有用な技術になる可能性があります。さらに、航空宇宙産業及び防衛産業の高出力なニーズに対しても有効です。

卒業後は日本の電気通信業界に参加して、現在の取り組みを実現していきたいと考えています。特に、現在大学で学んでいる無線電力伝送に関する技術や知識を活かして、研究者やエンジニアとして働きたいです。世界で通用する技術開発を行っている企業の一員として働くことで私自身の更なる成長と視野を広げることができると思います。ドコモに提供していただいた経済的支援のおかげで、日本の生活費に困ることなく、勉強に多くの時間を費やすことができました。

次世代航空交通システムの研究者になるために

名前:メン ソンジュさん
大学:筑波大学
国籍:韓国

筑波大学のシステム情報工学研究科、リスク・レジリエンス工学専攻修士課程である韓国出身の孟成柱(メンソンジュ)と申します。常に日本語や日本の文化に興味があって、外国での業務経験も得たかったため、大学卒業の後、約2年間システムエンジニアとして大阪や東京で在留しながら働きました。その間、職場の方々やいろいろなセミナーで出会った人たちとコミュニケーションをすることで、異なる文化での知識交流の楽しさを知ることができました。

日本の企業に派遣され学んだのは、より信頼性を高めるため、テスト過程で綿密なガイドラインを提示し、設計通り正確に実装されたのかを確認することで、品質と安定性を確保する開発のプロセスでした。電鉄運営システムに関連した開発業務にあたって、交通分野における技術の高度知能化に接する機会を得ました。さらに、普段からドローンに興味があったことや、日本の航空交通分野の研究者の書籍を接したことなどがきっかけになり、この先、発展していく航空交通分野において、より安全かつ効率的な、信頼できる次世代航空交通システムを研究したいと思い、日本の大学院に進学することを決めました。

そこで、現在、伊藤誠先生の認知システムデザイン研究室に入り、航空交通システムでのヒューマンファクターについて勉強しています。全世界的な航空交通量の増加に伴って、航空機数の受容量拡大を含め、航空交通システムの安全性と効率性の向上が注目されています。しかし、航空交通量の増加は空港内での円滑な離着陸に障壁となり、パイロットと管制官のワークロードを増やす可能性があります。彼らのワークロードに影響を及ぼすことで、航空管制プロセスにおいてヒューマンエラーが発生する確率が増加、事故に繋がる可能性があると考えられます。安全な運航を支援、社会において航空事故を防止させることに役立つため、日本で多様な研究活動を行っていきたいと思います。また、今後新しい産業として浮上しているUAM(Urban Air Mobility)の実装に関わる研究もやっていきたいです。
そうやって積み重ねた経験の下、韓国と日本の研究活動の架け橋になり、韓国の航空交通産業の発展に貢献していくことを目指しています。

ベトナム―日本の架橋となるエンジニアになる

名前:フイン タン ニャンさん
大学:長岡技術科学大学
国籍:ベトナム

ベトナム出身のフインタンニャンと申します。今年は日本に滞在して3年目になります。学歴としては2年間ホーチミン市工科大学で勉強して、3年次に長岡技術科学大学に編入しました。2年間学部生として在籍してから、今年の4月から電気電子情報工学専攻に進学したところです。現在、大学院とは別に、新潟在日ベトナム学生青年協会の副会長もやっています。趣味はサッカーで、サッカーサークルのキャプテンとして活動しています。

自分は、「どんなものでもどんな人でも二面性があるので、悪い面より良い面を重視して対応した方が良い」とよく思います。それに加えて、世の中に人間ほどわかりにくいものはないと思っています。人の力を結束すれば、奇跡的なことを実現できると信じています。この考え方のおかげで、物事を楽観的に評価できるようになり、困難を乗り越える力・コミュニケーション能力を向上できていると思います。私は何かをやり始めたら、全力で完成させるように努力するので、責任感が高い人だと思います。自分の短所としては頭の回転が遅く、理屈的な考え方を持っていないことです。しかし、誰よりも頑張ることで、努力で自分の短所を埋めることができると経験的に思います。

中学生の頃から私の夢は日本に留学することでした。その夢を叶えることができたので、次の夢を探しています。確かに夢を持っているのは大切です。夢を持っていなければ早く探さないといけないという考え方を持つ人が多いと思います。しかし、夢を持っていなくても立派なことを実現するのは可能だと思います。どうしてかというと、夢はただ人間を動かす原動力です。人に希望と生きる力を与え、人を強くさせるのは夢の本質です。それに、夢は長期的な目標なので、短期的なゴールを見つけた方が良いと考えています。短期的なゴールが分かれば、やりたい事じゃなくて、やるべきことがはっきり分かるようになると思います。だから、自分のようにやりたいことが分からない方はやるべきことが分かれば、自分自身の力を生かすことができると思います。

私には2年間ゴールと7年間ゴールという2つの短期目標があります。それは夢ではないですが、こういう目標を持って進めば自分の将来に一番いい結果を得られると思っています。2年間ゴールは日本の会社員になることです。それを実現するためには、時間を使い切って、いろいろなことを学んで体験し、できるだけ自分自身の能力を向上します。何をするにしても一番大切な時期は準備する時期です。7年間ゴールは、日本の会社の会社員として日本人のマナー・考え方・働き方について学んで自分のものにし、ベトナム―日本の架け橋となるエンジニアになることです。

高度なVR技術で世界中の人々との新しい繋がりを実現したい

名前:チョウ ケンギョウさん
大学:電気通信大学
国籍:中国

初めまして、電気通信大学、情報理工学研究科総合情報学専攻の梶本研究室に所属する、修士1年生のZHANG JIANYAO(張建堯)と申します。出身はラーメンが有名な中国甘粛省蘭州市です。この度JEES・ドコモ留学生奨学金の奨学生に採用していただき、誠にありがとうございます。

今振り返れば、私は日本とかなりのご縁があると思います。子どもの頃、父親は仕事の事情で日本原子力科学研究所の訪問学者として一年以上務めました。自分は親族訪問の名義で初めて母親と一緒に日本に参り、家族三人で茨城県東海村に半年ぐらい暮らしました。当時はたった4歳の私でしたが、その時から日本との繋がりができた気がしました。幼い頃に暮らしたことのある街並みの記憶が心に残しつつ、日本に対する憧れが自分の成長とともに深めていきました。中学校の時、休みの日には同じく日本のアニメやゲームが好きな友達と一緒に、地元にいる日本人の方が創立した日本語学校に通うことになり、日本に留学するという夢の種が芽生えました。大学に入ってから、世間はバーチャルリアリティー(VR)技術が盛んになってきて、既存のエンターテイメントコンテンツやコミュニケーションは新たな形に進化しつつありました。その中、私はVRに興味を持ち、新型のデバイスやコンテンツの開発がしたくなりましたので、憧れの日本に留学し、勉強並びに日本との繋がりをもっと増やそうと決めました。

現在、私はVRシステムに応用できる、触覚再現可能なヒューマンインタフェースの研究を行っています。VR空間の異なる物体の触感をリアルに再現して、ユーザーの没入感を向上させる上に、コミュニケーションの質を高めるように頑張っています。インターネットを通じて、世界中の人々はサイバー空間にも暮らしているとも言えると思います。人々は肉体が離れ離れであっても、現実と同じように感覚、感情を共有できるようなVR空間を作り出して、人々の繋がりを強めるのは私の夢です。大学院修了後は、日本でヒューマンインタフェースを開発している企業に就職して更なる昇進したい。大学院で習得した知識と技術を活用することで、VR技術の発展に貢献できるように頑張りたいと思います。自分が日本との繋がりで素晴らしい体験ができたように、世界中の人々も高度なVR技術で新しい繋がりができたら幸いだと思っています。

人工知能やIoT技術の発展に携わりたい

名前:チャンウォンナラ カンパシさん
大学:豊橋技術科学大学
国籍:ラオス

ラオスから参りましたCHANVONGNARAZ KHAMPASITHと申します。ご覧の通りラオス人の名前は少し長いため、みんな生まれる時から名前とニックネームまたはあだなを二つ持っています。私のニックネームは「Bill」で、日本語で読みますと「ビル」となります。

日本に留学したいと思ったきっかけは、高校2年生のときに日本での交流イベントに参加する機会が与えられ、十日間新潟県でいろいろな体験をさせていただきました。日本の文化に引き付けられて日本に留学したいと決めました。

日本政府から奨学金をいただき、夢が叶った私は2015に来日し、一年間大阪で日本語学校に通っていました。そのあと、京都の専門学校で情報処理を二年間学び、卒業後豊橋技術科学大学の三年次に編入しました。そして、2020年の三月に大学を卒業し、今は大学院一年生です。

私は現在、豊橋技術科学大学大学院の情報知能工学専攻に所属しており、機械学習や深層学習を用いて画像処理に関する研究を行っております。大学院卒業後は、日本のIT企業で開発の仕事を務めたいと思っています。将来的に、人工知能やIoTはさらに人類に役に立てると思いますので、この分野に興味を持ち、直接関われる仕事を希望しています。日本の企業の一員になってあらゆることを体験し、新しい知識を身に着けつつ、いろいろなことを挑戦していきたいです。さらなる成長を目指しながら、自分なりに少しでも、日本や世界に貢献できるように頑張りたいです。

最後に、JEES・ドコモ留学生奨学金にこころより感謝しております。

世界に変化をもたらす一端を担いたい

名前:マハムッド エムディ アシクさん
大学:北陸先端科学技術大学院大学
国籍:バングラデシュ

私は北陸先端科学技術大学院大学 修士課程1年 バングラデシュ出身のマハムッドエムディアシクです。
私の家族は5人家族で、父は公務員でしたが今は退職していて、母は主婦です。弟が二人いて私が長男です。家族や友人のサポートのおかげで日本に来ることができました。 私は絵や読書が好きで、バングラデシュの歴史、古典建築、芸術に強く興味を持っています。また、小説や歴史の本を読むのも大好きです。特に、古代の社会、科学、文化の豊かな歴史と文明についての本を読むのが好きで、子供の頃、祖母から世界史についての話をよく聞かされ、私に素晴らしい影響を与えてくれました。

私の夢はエンジニアになることです。通信工学に興味があり、大学生の時に通信工学の研究を始めました。それは無線ボディエリアネットワークでのアンテナ伝搬に関するものでした。卒業後はコミュニケーションエンジニアを目指していましたが、新しい技術である機械学習(ML)の研究にとても興味があり、日本で学ぶことを選びました。日本は人工知能と機械学習の分野で世界をリードして、世界で最も優れた技術を持っていると思います。新しい技術やアイデアを積極的に取り入れ、多くの技術的成果を出し、世界でも誇れる国だと思います。

また、日本の食べ物、文化、平和など日本には独特の文化があります。それが私が日本を選んだもう一つの理由でもあります。

現在5Gモバイル通信システムは、既存のモバイル通信の大きな進歩として世界中で宣伝されていますが、5Gを超えて、効率的に送受信するために効率的なバッテリー駆動のデバイスが必要です。私は、高密度ユーザーで大きな利益をもたらす東京、ダッカ、ニューヨークなどの大都市の研究を行いたいです。エンジニアとして人々の生活をより良くし、世界に変化をもたらす一端を担えたらと思います。

人工知能研究開発者になりたい!

名前:コスガマゲ プラビイン ムワンツタ グラツタナさん
大学:宮崎大学
国籍:スリランカ

宮崎大学大学院工学研究科修士課程1年のプラビイン ムワンツタ グラツタナです。私は学部生の初期のころからロボット工学に興味があり、大学や国を代表する多くの国際大会に学生チームとして参加していました。

2017年に東京で開催されたABU ROBOCON 2017のスリランカ代表として初めて日本に来て、様々な国の学生に会う機会があり、彼らの持っている技術や今後のイノベーション、教育システム、文化などについて話し合う機会がありました。そこで得た知識や技術、経験が自分のキャリアパスとして日本を選択した最初のきっかけになったと思います。

学部課程卒業後、2018年末にリサーチアシスタントとして日本に移住しました。そこで医用生体工学関連のプロジェクトに携わることで実社会の工学ツールを用いた適切で実践的な経験と、現在の担当教授の多大な支援と指導により日本の研究文化に触れることができました。また、研究成果や論文投稿を通じてロボット工学分野の発展に大きく貢献できたと思います。より多くの知識を習得し、ロボット工学をさらに熱心に学ぶという目標を追求するために私は第二の拠点である日本で修士課程に進学しました。

現在、私は様々な環境で下肢の動きを支援するのに必要な柔軟性を提供するために、EMG信号と慣性計測装置(IMU)から得られる出力を使用する足首関節の運動を補助する装具の開発に焦点を当てた研究を行っています。この研究は様々な病気やケガにより下肢に機能障害や運動障害がある人の運動能力の回復に貢献することが期待されます。この研究を通じて、装具を開発し、実際に実用化することができればと多くの動障害がある人の生活の質改善に貢献できると考えています。

これからも研究を続けていき、専門分野に関する知識と実戦的な経験を積んだ後、人々の身体的幸福感を向上できるように日本とスリランカ両国の将来の発展に貢献していきたいと考えています。最後に、奨学生に選んでいただいたJEES/DOCOMO様に心から感謝申し上げます。

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