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ドコモ奨学金

社会的養護出身者に対する経済的支援事業

Activity Report

修学報告

202211/01

2021年度ドコモ奨学金: 4期生 2022年度前期修学報告

T.Tさん
将来の夢:銀行員

大学1年生が終わり、2年生が始まって半月がたちました。何もかもがわからなかった1年生とは違い、ある程度、学校の知識がある中で2年生が始まり、ほとんどのことは大丈夫な中で一つだけ大変なことがありました。それが1年生の頃とは違い遠隔授業ではなく、対面授業が増え、さらに今年から一人暮らしを始めたので、自炊や、掃除、洗濯なども自分でやることになり、バイトと部活も一緒にやっていたので、この忙しさが1年生の頃と違いとてもきつかったです。
さらに授業も難しくなり、自分がやっている準硬式野球部は一部に所属しており、今年は全国大会にも出場したのですが、大会前に自分は四年生とレギュラー争いをしていたので、そのための自主練の時間を作ったり、バイトも学校終わった後ほぼ毎日のように行っていたので、とにかく時間に追われる日々を過ごしていました。そのため朝までバイトをして、学校に遅刻してしまったりなどのことがあったりと、少しだらしないところが出てしまった半月間でした。
後期ではしっかりとした生活習慣を作り、このようなことにならないようしっかりと生活していきたいと思いました。

A.Sさん
将来の夢:小児科看護師

私は9月に3週間の病院実習がありました。初日は患者さんから拒絶され、非常に切ないやるせない気持ちになりました。しかし、毎日めげずに一生懸命その人に沿った看護ケアを提供しているうちに心を開いてくれるようになり、最終日には「今日まで毎日看護させて頂きありがとうございました。」と挨拶をしに行くと、泣きながら「これからも頑張ってね」と応援の言葉をくださいました。私は「その人」に関心を持つことがどれだけ看護にとって重要なことかと今回の実習で学ぶことができたと感じました。
また、私は先日体調を崩し救急車で救急搬送されました。新型コロナウイルスは陰性でしたが、疲労から免疫力が落ちていたことによるウイルス感染と診断されました。その際、造影剤という薬剤を使ってCTを撮ったのですが、そこの看護師や医師の対応が冷たく感じました。その時に説明の不十分や対応が少しでも雑に感じると「患者さんってこんな風に感じてるんだ」と患者側になってみて初めて分かりました。私はこのことから今後は自分の経験を生かして、学校の授業や病院実習に取り組み少しでも「顔を見ると安心する」と思ってもらえるような看護師になりたいと思いました。

H.Kさん
将来の夢:医療事務員

前期は6月から7月にかけての3週間病院実習に行きました。1年生の時は1週間だったのですが3週間になって、病院で働くということ以前に社会人になる上での常識やマナーなどを学びました。病院実習では患者さんとの関わり方や主な業務などをやらせていただいて、少し自分が就職した際のイメージが出来ました。とても学びが多かった実習でした。
また、最後の必須検定があり、それに向けての勉強も頑張りました。無事に合格し、専門学校2年間でとる必須検定を全て合格することが出来ました。これからはそれを就職活動にいかせるように頑張りたいです。
また1人暮らしではもう自分の中のルーティンが出来上がっているので特に不自由なことはあまりないです。自分のペースでやるべきことをしっかりやれているのでとても充実しています。残りの学生生活も就職活動と並行しながら悔いのないように頑張りたいです。

Y.Mさん
将来の夢:商業科の教師

前期は、体調を崩す場面が多くあり、去年よりも大変な半年間になりました。大学生活では、ほとんどの授業が引き続き対面形態のものとなり、友達との交流や、グループワークでの積極的な発言など、充実した交流をとる事ができました。授業内容も、1年生の頃に比べ、基礎的な知識よりもより実践的・専門的なものへと変化しました。高校や、大学1年生の頃に培った知識が土台としてあるため、授業で取り扱われた単語などに今まで勉強してした物が出ると自分の勉強の成果が分かりとても嬉しく感じました。また、1年生の頃には無かったゼミナールの授業が始まり、自分達生徒が前に立ち講義をするものや、グループワークで話し合うなど、自主性を重んじるものである為、少し大変ではありましたが、自分の考えた事や、調べた成果を先輩や同級生に聞いてもらい、感想やアドバイスを貰えることはとても楽しく、もっといいプレゼンをしようというモチベーションにもなりました。
また、生活面では、冒頭で述べたとおり体調を崩し、病院へと足を運ぶ事が多々ありました。一人暮らしを初めてから、病院にはあまり行っておらず、初診だと予約がとりにくかったりしたため、自分が良いと感じるかかりつけ医を見つける事も大事だと実感しました。また、体調が少しでも悪ければ無理をせず、早めに病院を受信することが大切であると身をもって実感しました。

S.Iさん
将来の夢:小学校教師

大学生活は2年目を迎えました。1年生の頃よりも単位数が多くなり、忙しい日々を過ごしています。
私は早起きが苦手ですが、毎朝早起きをしているおかげか、今では目覚まし時計がなるより先に起きれるようになりました。勉強面では、学習指導案を書いたり模擬授業をしたりする場面が増えて、人前で話すことが苦手ですが一生懸命頑張っていいます。
サークルには入っておらず、大学の友人とは最低限の付き合いですが、自分の時間を確保でき、充実した生活を送っています。5月頃にはこれまでしていた飲食店でのアルバイトを辞めて児童養護施設のアルバイトを始めてみることにしました。夏休み期間にはほとんど毎日、児童養護施設の子ども達と遊んだし、子ども達の食事を作ったり、子ども達の宿題や勉強を教えたりしました。とても充実した楽しい夏休みをおくることができ、子ども達と触れ合う楽しさを改めて実感することが出来ました。
1年生の頃よりも大学の課題の量が増え、バイトと学業の両立が大変ですが、これからも頑張っていきたいです。

H.Nさん
将来の夢:児童養護施設の職員

1年生から2年生へと学年が上がって始めのガイダンスでゼミの説明などを受けた時に、来年から今の全体のクラスではなくてゼミでのクラスになるんだなと思いました。1年生の時よりも自分の学科についての科目が増えてとても難しくなっていました。実験やレポートが増え課題も忙しくなりました。
バイトは週3回程度だったのを新しいバイトを増やし週5になりました。なぜこんなに増やしたかと言うと、今は児童養護施設の所長さんからお金を借りて大学に行っているけど、いずれは自分の力で大学に行けるようにしようと思い、お金を貯めないとと思ったからです。
生活に関しては一人暮らしを始めて半年が経とうとしていて生活に安定が見られます。まだまだ実力不足ではあるけど、今年で20歳になって施設からの支援の数が減り自分の力で過ごさなければいけないんだなと思いますが、職員の方々はいつでも頼ってこいと言ってくれました。施設を出ることになると思いますがこれからも勉強、バイト、一人暮らしの生活全てを頑張ろうと思います!

K.Hさん
将来の夢:高校の国語教師

2022年度前期は四月一日に健康診断があり、その一週間後には授業が始まりました。
四月の初旬には新入生を自分が入っているサークルに勧誘する行事がありました。その行事も含め、サークルには新入生が10人ほど入り、合計人数は20人を超え、より活気があり楽しいサークルになりました。
一人暮らしでの大学生活が始まり、朝食を食べたり食べなかったりする日々が続いていました。また、去年の大学生活とは違い、アルバイトをしながらの大学生活を過ごしていました。平日は大学の授業の復習や課題に追われ、休みの日にはアルバイトを入れ金銭を稼ぎ社会勉強をしていました。その毎日は忙しかったですが、全然苦ではありませんでした。
なぜなら、暇な時間があまりないということは、毎日が充実がしていたということですし、アルバイトで金銭をいただきながら、様々なことを学べたからです。特に、三月からアルバイトを始めたテーマパークでは、アルバイトで金銭をいただきながら自分の好きな接客や子どもとかかわることができています。自分は人(特に子ども)とかかわるのが大好きなので、今でも働いているそのアルバイトが大好きで堪りません。
勉学のほうでは、一つ単位を取得できなかった科目はありますが、それ以外は何の問題はないです。
夏休みは、墓参りに広島や旅行で東京に行くなど、楽しい日々を送ることができました。夏休み中に学びたいことは多くありましたが、アルバイトや教習所に通う等もあり、あまり捗らなかったです。ですが、大変楽しい毎日でした。
アルバイトや勉強で忙しかった2022年前期でしたが、非常に充実していたと感じます。

AK.Fさん
将来の夢:グラフィックデザイナー

4月から新しい環境で生活し学校と共に里親さんとも仲良くできなかった時期でした。6月頃から新しいクラスで学校生活を送り、仲良くできるか不安の中、1ヶ月もせず打ち解けクラスの半数とご飯に行く中まで仲良くなり、学校生活は順調でした。里親さんはまだ気持ちを打ち明けるほど距離が縮まらずそのまま変わらずでした。8月中旬には個人的な案件で動画を撮影しに行きました。一から自分で企画をして構成を練り、それを実行するまでとても不安が大きかったのですが、いざ本番になると目の前のことに集中をして取り組め、とても良い素材が撮れました、それを学校で学んだ内容で、活かして編集をし個人的に満足のいく作品ができたと感じます。まだ完成とまでいきませんが自分の作品が世に出る事を楽しみにしています。9月から就活に励んでおり、たくさんの方に助けられながら悩みながらようやく就職先が決まり10月からアシスタントディレクターとして採用していただき、テレビ局で一からしっかり働いていきたいと思っています。里親さんとは今ではきちんと自分の気持ちを言えるまで距離が縮まったと感じます。このまま卒業まで良好な関係を築いたまま生活したいと思っています。

R.Sさん
将来の夢:イラストレーター

イラストレーターになる為に専門学校に通い、2年目が始まりました。今年は本格的に就職活動が始まり、求人を見たり、会社見学に行く日が増えました。ある程度具体的な目星もつき始め、順調に就職活動も終わりを迎えられそうです。
授業ではいよいよ残りの課題数も少なくなり、卒業する為の課題の制作にも着手が始まりました。1年の頃の修了制作は漫画を選択したのですが、今回の卒業制作ではイラストを選び、学んだことを活かしながら、最終的なスキルアップを目指してイラストを描こうと思っています。
生活面では、去年友人から貰ったペンタブレットを頻繁に使用して、デジタルでのイラストをよく描いています。使用感にも慣れてきて、デジタルでも段々と自由に絵を描けるようになってきました。もちろんアナログでも頻繁に絵を描いており、デジタルとアナログどちらのイラストもSNSに投稿して、ありがたいことに沢山の賞賛の声を頂けて、モチベーションの向上にも繋がっています。この調子で絵を描き続け、更なるスキルアップに繋げていこうと考えています。
最後にはなりますが、このような生きがいを持った生活を送れているのはMCFさんの援助があってこそです。本当に感謝しています。

AY.Fさん
将来の夢:韓国語の通訳案内士

前期の学校生活では、1年生の時に比べて自主性を持って課題提出などに取り組めたと思います。いつもは後回しにしてしまい、提出がギリギリになってしまう学期末のレポートやその他の課題なども、提出受付日には出せるように早めに取り組めたと思います。これができるようになった事が自分の中で一番の成長だと思うので、これからも継続していきたいです。
また、9月からは新しい挑戦として、インターンシップにも参加し始めました。自分自身の将来について明確な目標が定まらないままで焦りを感じできていたので、良い機会だと思い参加を決めました。このインターンシップを機に、自身のやりたいことや、やるべきことを見つけられたらと思います。
生活面では、夏休みに入ってすぐに、コロナウイルスに感染してしまいました。体調面ではもちろん、精神的にも辛い日々が続いたので、これからは体調管理もしっかりとして行きたいと思います。また金銭面では、貯金があまり出来ていなかったり、浪費してしまったりと課題はまだまだ尽きないので、これからもよりいっそう気をつけていきたいです。

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