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ドコモ奨学金

社会的養護出身者に対する経済的支援事業

Activity Report

修学報告

202410/24

2021年度ドコモ奨学金: 4期生 2024年度前期修学報告

Y.Mさん
将来の夢:商業科の教師

4月から9月の期間では、就職先を決めたり人と関わる機会が増えたりと、様々な人と交流を深める機会が多くありました。
まず、学業面では経営戦略や財務諸表の分析の仕方などを学び、今後社会人として働いていく上で活かすことができる知識を身につけました。また、前年度に引き続きSAという授業補助のアルバイトも行い、前回よりも円滑にコミュニケーションが取れるように、授業内に限らず積極的に話しかける事で「話しかけやすい」という好意的な印象を持ってもらえることができました。
次に、アルバイト面では新たにドラッグストアでの勤務を始めました。スーパーマーケットのレジとは違い、品出しや売り場作りも兼任しているので、よりお客様との距離が近く、質問されることも多くあります。特に商品に対する質問が多いため、知識やトークスキルがより重要であり、慌てる事もありますが新しい挑戦として日々努力しています。元々は、大学の友人との卒業旅行への資金作りがきっかけとなり始めたアルバイトでしたが、周りの方々にも恵まれて楽しく働く事ができています。
最後、就活面では冒頭に記述したように、自分にとって働きやすい環境が揃っている就職先を見つけることができました。入社前研修や懇親会など内定者同士の交流の機会が多くあり、将来の同期の人柄や考え方などを知る良い機会となっています。忙しい日々ではありますが、新しいアルバイトでの出会い、大学で出会った友人との旅行計画、4月から共に働く仲間との交流など、人の繋がりをより感じる半期となりました。

S.Iさん
将来の夢:小学校教師

大学四年生の前期が終わり、大学生活は残すところあと半年になりました。大学四年の前期は教育実習がありました。3週間の間、小学校にお世話になり大学の授業では学ぶことのできないことをたくさん学ぶことができました。1週目は児童と積極的にコミュニケーションを取ったり、授業の観察や参加をさせて頂きました。2週目からは授業実戦が始まりました。授業はとても緊張しましたが、指導の先生が真摯に対応して下さり授業の反省や改善を重ねることができました。実習の緊張や疲れもあったのか10年ぶりに風邪をひいてしまい、2日間お休みを頂くことになってしまいましたが、復帰後は児童や先生方は優しく迎えて下さり、とてもありがたかったです。3週目の研究授業では算数の授業をさせて頂き、児童が楽しんで取り組んでくれ、先生方からも褒めていただきとても嬉しかったです。実習最終日はクラスの子どもたちと指導の先生がレクリエーションを企画してくださり、児童も別れを惜しんでくれました。最初は緊張でドキドキしましたが、とても楽しい教育実習でした。
児童養護施設でのアルバイトは続けており、日々子ども達と遊んだり一緒に生活をしたりしています。特に印象に残っている出来事は、子どもがサイコロを作りたい!と言ってきた時に、過去に算数で習った展開図を用いて作ってみたところ、すごくキラキラした目ですごい!!こんな風になるの!!と、とても喜んでくれたことです。純粋な子どもたちの反応に元気をもらいましたし、算数の勉強が役に立ったのもすごく嬉しかったです。
8月には一人暮らしを始めました。良いタイミングで求めていた物件と巡り会うことができました。新しい家にはとてもドキドキしましたが、とても気に入っています。アルバイトで貯めたお金で自分の好きな家具を地道に揃えて、お気に入りの空間を作っていくのがとても楽しみです。
大学生活の残り半年も勉強と生活の両立を図りながら、頑張っていきたいと思います。

K.Hさん
将来の夢:高校の国語教師

以前から将来の夢が教師から「児童福祉施設の職員」に変わっているため、教員免許取得のための勉強は引き続き頑張りつつ、就職活動に集中しなければいけない一年ということを意識して4月を迎えました。
2024年前期は4回生ということもあり、卒業単位をほとんど取っていたため授業は三つだけにしていました。
取っていた四つの授業は、全部必修の授業で無事に単位を全て取ることができました。
また、授業を四つしか取っていなかったため、教員採用試験と就職活動に専念することができました。
5月は後半から6月初旬にかけて教育実習がありました。教員実習では、授業を指導教官に相談して考えながら、様々なことを学ぶことができました。実際に短歌の授業を5クラス5回ずつ行い、授業を考え行う難しさと面白さを知ることができました。教育実習は三週間という短い期間でしたが、その中でも子どもたちと多く関わり、子どもを見守りつつ信頼感を得る喜びも知ることができました。また、子どもと関わる中で学んだことを、将来働く児童福祉施設で活かすことができると考えながら実習を行っていたため、真剣に、そして楽しく実習を行うことができました。
6月には教員採用試験の一次試験があり、大学の方針で試験を受けなければ教員免許を発行してもらえないため一次試験を受けたところ、一次試験は合格することができました。二次試験は辞退しようと思い大学の先生に相談したところ、経験にもなるし、受けときなと助言を頂き受けることにしました。
夏休みに入ってからは、就職活動に一層に励み、内定を得ることができました。
後期からは卒業論文と児童福祉の勉強に精をだしたいです。

AY.Fさん
将来の夢:韓国語の通訳案内士

前期は就活に学校にと慌ただしく過ごしていたように思います。3年生の後期から説明会やセミナーなどには参加していましたが、4年生に入り、本腰を入れて就職活動に励みました。
私自身、大学の入学時とは、目標ややりたいことが変わってきたこともあり、就職活動は自分を見つめ直すいい機会でもあると思いました。
就職活動中、様々な合同説明会や企業単体の説明会に参加しましたが、その中でもIT業界に興味を持ち、4月ごろからIT業界に絞って就職活動を行っていました。今まで勉強してきた韓国語とは全く違う分野でのお仕事なので、私には難しいのではとも考えましたが、未経験者の教育に力をいれている企業も多く、チャレンジしてみたいと思いました。
私は大学時代に頑張ったことが韓国語しかなかったので、やはりIT業界の就職活動は厳しいことが多かったです。しかし、私の内面や人柄を評価してくださった企業から内定をいただくことができたので、その企業に入社することにしました。
内定をいただけたからには、必ず卒業して立派な社会人になりたいと思います。あと半年間で、学生としても社会人になる人間としても少しでも成長したいです。
ドコモ奨学金の皆様ともあと少しのお付き合いになりますが、どうぞこれからもよろしくお願いいたします。

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