メニューボタン

ドコモ奨学金

社会的養護出身者に対する経済的支援事業

Activity Report

修学報告

202510/08

2023年度ドコモ奨学金: 6期生 2025年度前期修学報告

S.Yさん
将来の夢:漫画家

専門学校3年次前期の報告です。
3年では就活に合わせた課題が増えました。自己紹介動画や自己広告、ポートフォリの制作がメインとなり、就活に必要とされる自己分析や作品の選定が始まりました。一つ一つの課題のスパンが短くなった上にクオリティがより求められ、同時にアルバイトを再開したことで生活習慣が乱れてしまった自覚があります。また、卒業制作が始まりより一層学校生活中心の毎日になると思います。その中で年末や年度末の時期を避けるためにあえてこの時期を選び引っ越しをしました。卒業瀬作と課題に専念するために早めに終わらせようと考えました。卒業制作では今までに先輩がしてこなかったことに挑戦したい、自分のやりたいことを最大限でやりたいと考え、人生初のイラスト個展を開くことにしました。そのための費用を貯めたり、引越しで減ってしまった貯金と、学費を稼ぐために今後もバイトは続けていこうと思っています。卒業後はWEBデザインを中心にグラフィックデザインをしていきたいので、就活にも力を入れていきたいです。

A.Yさん
将来の夢:建築士

  • 作品
  • 作品
  • 作品
  • 作品

3年前期は専門的な授業が増え、最後の設計課題の授業がありました。設計課題では集合住宅と小学校の設計を行いました。どちらも今までの設計課題より考慮しなければならないことが増え規模も大きくなり難しかったです。集合住宅は、全住戸に土間とポーチを作り住む人が趣味を楽しめるスペースを設けることで、その場をきっかけに地域住民を巻き込んだコミュニティが生まれることを目指しました。小学校は、教室以外に子ども達や先生の居場所が確保できるように、所々に椅子を配置したりデッキを広々と使い開放感を感じさせるようにしたりしました。今期では自分のやりたいことがより具体的になりそれを表現するためにはどうすればいいかを今まで以上に考えました。また、これまでの作品を見ていると人それぞれ特色が見えてきて面白いなと思いました。後期からはゼミが始まり、建築計画を専門に学びます。4年生の卒業設計に向けての準備期間となるためコツコツ課題に取り組んでいこうと思います。

Y.Mさん
将来の夢:保健師

8月に高齢者を対象とした介護医療院での実習がありました。パーキンソン病や認知症などの疾患により、動くこと、話すことができない患者さんを受け持ちました。その患者さんができることは、目で追うことと食べることです。私はこの強みを理解した上で、この方にとって、最も嬉しいことを考え看護を実践しました。初めは反応のない方に触れることや話しかけることに、不安や困惑を感じていましたが、関わっていくうちに微かなサインに気づくことができるようになり、もっと働きかけたいと思うようになりました。肺炎予防の観点から食事介助を行ったり、その方の過去データから好みや体験を予測して写真を見せるなどの介入を行いました。主訴のない患者さんだからこそ、観察の目を凝らして痛みや身体変化に気づくことが必要であり、お話しかけを増やして外部からの刺激をたくさん受け取ってもらうことが大切なんだと学びました。失語の方が対象であっても、言語によらない非言語的なコミュニケーションが患者さんの尊厳や安心安全を守ることにつながり、それが患者さんの社会参加の一つであるとも考えました。これからの実習でも、人工呼吸器挿入中やがん治療中により、会話のできない患者さんに出会うと思います。そのようなときに、私が今回行った看護や考えたこと、患者さんからの反応や看護師さんからのアドバイスを思い出し、もっと効果的なケアができるように活かしていきたいと思っています。

NO.Yさん
将来の夢:弁護士

大学生活も残り半分。この半年は公務員試験のための生活を送っていました。昨年の12月から本格的に勉強を始め、春学期はアルバイトを一切せず、平日は授業後に図書館や空き教室で、土日も大学に通って勉強に励みました。今年創設された試験区分で、しかも独学という状況に不安はありましたが、筆記・面接ともに合格をいただくことができました。これほど勉強に打ち込んだのは久しぶりで、大学生活の中でこれまでとは違った形で充実した時間を過ごせたと思います。
また、教職課程の一環で介護等体験があり、障害者施設や特別支援学校を訪問しました。特別支援学校では、「〇〇先生」と呼ばれる経験が新鮮でした。緊張しいなので模擬授業等でいつも苦手意識を感じていましたが、生徒を前にした授業の様子を見て教育の楽しさの一端を感じられたことは大きな収穫でした。
3年生になって専門科目が増え、学習内容が一段と難しくなったと感じています。秋学期はさらに専門科目の割合が増え、教育実習に向けた準備も本格化します。計画的に課題に取り組み、学びを着実に深めていきたいです。

K.Yさん
将来の夢:図書館司書

いよいよ3年生となり、卒業論文の話が出始め、就職活動は本格化し、自分の将来について深く考える時間が多くなりました。今学期からは履修も減ったために余暇の時間が増えたのですが、その分を就職活動に充てたり、課題をやったりと、授業数が減っても忙しい日々を過ごしていました。夏休みも何度か企業説明会や合同説明会に参加し、自分の中で何を大切にするのか、どんなところで働きたいか、と考えていたのですが、色々な企業を見れば見るほどわからなくなり、途方に暮れることもありました。しかし、自分が今している書店でのアルバイトや、本が好き、というところがどうしても諦められず、書籍関係の企業を中心に見ることにしました。これからまだまだ就職活動は続きますが、へこたれることなく、内定獲得まで頑張っていきます。
さて、就職活動とアルバイトばかりの夏休みでしたが、その中でも、少し気晴らしになることはありました。説明会に参加するため、鎌倉にある企業様に伺うことがあり、終了後少し時間があったため、鎌倉散策に乗り出しました。気温は高く、日光も容赦ないものでしたが、ゆっくりと由比ヶ浜まで歩きました。よく考えれば、海に来たのもこれが今年初でした。8月も下旬ごろでしたが、まだ人も多く、砂浜は賑わっていました。少し涼しい風に吹かれて、海を眺めていたら、説明会で知らぬ間に緊張していた体から力が抜け、リラックスすることができました。なかなか遠出ができない中で、小旅行気分を味わうことができた、この夏1番の思い出です。
卒業論文も、就活も、履修も、まだまだやることはたくさんあります。その中で苦しくなることもあると思います。けれど「好き」の気持ちを忘れずに、たまには息抜きをしながら、一歩ずつ、着実に進んでいこうと思います。

S.Aさん
将来の夢:自動車の開発

  • バイクを運転する様子
  • バイクを運転する様子

この半年間は、とても忙しく、同時に充実した期間となりました。3年生に進級したことで授業内容が大きく変わり、ついていくのに苦労しました。特に設計や強度解析の授業が新しく始まり、多様な解析方法や設計手法を学ぶことができました。
一方で、就職活動も本格化し、自己分析や志望理由の整理に大きな時間を割きました。最初はなかなか考えがまとまらず苦戦しましたが、なんとか複数の企業のインターンに参加することができました。実際に企業を比較し、自分の学びを活かす経験ができたのは大きな収穫です。後期にも参加予定のインターンがあるため、今後は自分が最もやりがいを感じられる企業を見つけたいです。
課外活動では、エコラン部として出場した地方大会でクラス2位という結果を収めました。新車両を1から製作し、従来の車体とは大きく異なる構造に挑戦したことが成果につながったと感じました。一方で改良点も多く見つかったため、次回大会では優勝を目指したいです。さらに、三年次から新たにミニバイク部にも加入しました。車両整備やレースのためのセッティングを自分で行う中で、車体特性やエンジンの特徴について理解を深めることができました。二輪で学んだ知識は四輪にも応用可能であり、自動車技術全般に対する視野を広げる良い機会となりました。
また、アルバイトも変わらず続けています。インターン期間中は勤務できないため、夏休みやゴールデンウィークなどの長期休みを活用することで、奨学金と合わせて生活費をまかなうことができています。最近は夜遅くまで学校に残ることが多く、ある意味出費を抑えることにもつながりました。
総じて、この半年間は学業・就職活動・課外活動・アルバイトと多方面で多忙でしたが、その分大きな成長を実感できました。後期はさらに忙しくなると思いますが、メリハリを意識して取り組みます。

NA.Yさん
将来の夢:社会福祉士

3年生の前期を振り返ると、主に勉強と実習で忙しい日々だったと感じます。実習は6月の中旬頃から2ヶ月かけて始まりました。そのため、4月から始まった授業はほとんど毎日フルコマで、実習前に授業と終講試験、終講レポートを終わらせました。実習前の事前学習や実習先との打ち合わせなどもあり、実習が始まるまでの約2ヶ月間で様々なことが重なり毎日忙しく過ごしていました。実習では、地元の市社会福祉協議会に行かせていただき、大学の授業で学んだことを基に、地域に出て社会福祉協議会の取り組みや役割など実際に見て、感じ、取り組んで学ぶことができました。また、社会福祉協議会に委託された地域包括支援センターにも行かせていただき、利用者への訪問を行い、大学で学んだ面接技法やコミュニケーション技術を実践することができました。実習を通して、大学で学んだことの実践や新たな学びを得ることができたと思います。また、夏休みの後半から市役所での5日間のインターンがあり、現在も忙しくしています。
生活面では、学業が忙しかったこともあり、大学やバイトから帰ってから疲れて、なかなか動く気になれずご飯を食べないこともあり、1日1食になってしまったこともよくありました。日々の忙しさに疲れてやる気が出ない時もありましたが、なんとか乗り切ることができました。でも、体調を崩したりする可能性もあるので、なるべくご飯は食べるように気を付けたいと思います。そして、夏休み中には友達とBBQや花火などもして休みを精一杯楽しみました。友達とわざわざ遠出して飲みに行くことも多くあり、勉強の息抜きとして沢山遊ぶこともできました。後期では勉強はもちろん、日々の生活も頑張って充実させていきたいと思います。

T.Fさん
将来の夢:診療情報管理士

4月新学期からは本格的に就職活動が始まりました!早い人で5月中に決まった人がいたり、その後6月と今年は内定決まる人が例年より早かったらしく、焦りながら毎日過ごしてました笑
私が就職したい病院に、6月の病院実習でいけることになって、実習中はいい印象を与えられるようにたくさん努力して最後の実習だったので、頑張りました!実習が終わってから就活を進めてましたが、私が行きたかった病院は面接や試験が無くて、実習での態度で決めるとのことで、4人の中から2人が選ばれるんですが、残念ながら受かることができませんでした。実習も頑張ったし1年前から行きたいと言っていたのもあって、先生から落ちたと聞いた時はすごく悔しくて涙が止まりませんでした。でもここでクヨクヨしては行けないので今は新しい病院に向けて就活を頑張っています。
7月はAccessの検定がありました。パソコンが苦手なので授業中と苦戦しながら先生に教えてもらいながら対策をしていたおかげか、何とか検定試験には、合格することが出来ました!検定が終わって、7月後半から例年より2週間ほど短い夏休みが始まりました。学生最後の夏休みだったので友達と海に行ったり京都に旅行に行ったり帰省をしたりたくさんの思い出を作ることができました。夏休みあけてすぐ学術大会で東京にクラスのみんなで行きました。自由時間は友達と東京観光をして勉強ですが少し旅行気分で楽しみながら学ぶことができました。9月に入ってから認定試験に向けての、全国模試が始まり、8月後半から9月前半は全国模試にむけて、放課後カフェに行き勉強したり休みの日も勉強をして、とにかく勉強尽くしでした笑 全国もしは今までの校内模試に比べて内容もひねられていたり難しくて勉強の成果を全部出し切ることは出来ませんでしたが、1回目にして合格点には届いていて、ここからまた点数をどんどんあげていけるように頑張りたいと思いました!今は全国模試が終わり少し落ち着いて、就活に集中している所です。来月から面接練習とかも入ってくると思うので次こそ内定決められるように頑張りたいと思います!認定試験に合格できるように毎月の全国模試もサボらずに定着させて行きたいです!

MN.Kさん
将来の夢:農業高校の教員

教職課程でグループワークを多く行うようになり、人と話しあう事の重要性、話し合いに向かう態度の重要さをより実感するようなりました。この考えが企業の仕事体験の時の、初対面の人とグループワークをするときにも役立っているように感じます。
教職課程で来年の教育実習に向けた打ち合わせを行いました。
また、生活面では好きなアーティストのライブに当選したことがすごくうれしかったです。以前からライブにいくことが目標としてありましたが実際に行くことは無理だろうと心のどこかで諦めていました。こうやって学業の支援をしてくれてくださる皆さんがいるからこそ、自分のバイト代を費やしてやりたいことを叶えることできます。それは本当に当たり前の事ではなくありがたいことだと感じます。
企業探しをして様々な企業がいることを知り、自分が今まで気づかなかった所にも幅広い企業が関わっていることに気づく良い経験になりました。仕事体験でこの業種の人はどこに気を配っているか、大切にしている点を知ることができました。

R.Kさん
将来の夢:環境問題を改善する技術者

前期では、入学してから意識してきたことである成績を上げるという目標を達成することができました。前期の成績は入学してから一番良い成績をとることができたのでとても嬉しかったです。最近は大学院に進学することも視野に入れているので、ここで気を抜くことなく後期も高い目標をもって過ごしたいと思います。
6月から現在にかけて企業説明会やインターンシップに参加しています。私が知らないだけで色々な業務があって、どこの会社も充実しているなという印象を受けました。最近では企業研究や自己分析の時間が増えてきて、説明会で行った企業やインターンシップに参加した会社で自分が働いていたらという想像をすることが以前より多くなりました。もっと知識やできることを増やして、早期化する就職活動で後悔することがないように勉強を続けたいと思います。
後期ではいよいよ研究室配属が始まります。私は色々な研究室の研究テーマに興味があるので絞るのが大変ですが、慎重に選んで後悔がないようにしたいです。
勉強に当てる時間を十分に確保できるのは支援してくださる皆様のおかげです。ありがとうございます。今後もこの感謝の気持ちを忘れず過ごしたいと思います。

現在位置は
このページのトップへ戻る