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ドコモ奨学金

社会的養護出身者に対する経済的支援事業

Activity Report

修学報告

202504/01

2023年度ドコモ奨学金: 6期生 卒業報告

H.Oさん
将来の夢:保育士

学生生活を振り返って、楽しいことや辛いことなどが沢山あった2年間でした。2年間を通して、学生同士のトラブルや一部の教員と相性が悪く不安に思う日々が続き、学校を辞めてしまいたいと思ったことが多々ありました。ですが、友人と遊び気分転換を行ったり、バイトを増やして嫌なことを考える時間を減らし、給与を趣味に充てたりなど自分で辛いことを考えないような工夫を行いました。また、辞めたいと思った時に「何故自分は保育士になりたかったのだろう?目指しているのだろう?」と考えることで自分の進むべき道を明確にし、いっときの感情で決めては行けないと考えを改めることが出来ました。入学当初は実習や勉学に強い不安を感じていましたが、実習前には演習があり、実習へのイメージを持つことができ、みんなの前で演習を行う時もあるので意見交換が行えて、自分の保育士になるための能力を高められたと思います。入学したときに立てた「コミュニケーション能力を身につける」という目標は、学生のうちに完璧に身につけるのは難しいため、これからの社会生活でもっと高めていけたらと思います。
今後の進路は、東京の保育園で働かせていただくことになりました。自分の体調が万全な状態になるまではパートとして雇っていただいたのですが、学生生活で培ってきた能力やスキルを生かし、子どもと一緒に成長する保育士、子どもだけではなく家庭を支えられるような保育士になるという目標に向かって頑張りたいです。初めての一人暮らし生活で不安でいっぱいですが、仕事や趣味関係で今までできなかったことが出来る機会だと思うので、沢山新しいことにも挑戦していきたいと思います。
後輩へのアドバイスは、学生生活の中で辛いと思う出来事は必ずあると思いますが、自分なりのストレス解消法を見つけ気分転換を行い、時には周りの大人や友人を頼り、乗り越えて頑張っていってほしいと思います。

T.Kさん
将来の夢:料理人

学校生活を振り返って、僕はこの2年間で生活面と学校面を両立して生活をする事が出来ました。
学校を入学したときや新居に来たときは書類など沢山きて何が何か分かんなく、自分はどうすればいいかわからずに、ネットで調べたり周りの大人の方に聞いたりと苦戦をしていました。ですが、時間が経つにつれて書類などがきても1人でちゃんと出来ました。学校面では僕は調理学校に進学しており、最初は包丁研ぎから始まりそこからたくさんの材料を切ったりして包丁になれる授業を沢山しました。普段使うことのない包丁などを切ったり研いだりとして自分のその包丁の切れ味などを覚えていろんな場面でも活かせました。
私生活面では、食費をなるべく早く軽くする目標を作りました.自分のバイトは賄いが無料で出ており、学校では、実習があるので作った料理などで食費を浮かせられました。その他の日は家でシチューを作り、作り置きして次の日に使ったり、そのシチューをカレーライスにしたりと違う味付けにしたりして食費を抑えました。
この2年間を振り返って、僕は将来シェフになり沢山のお客様に自分が作った料理を美味しいねと言ってもらい笑顔にするのが夢です!そのためにも毎日、自分の料理などを考えたり、それを実践で作ってみたりしてました。バイトと学校、一人暮らしは大変なのですが、ひと工夫すれば金銭面や生活面でも変えられることがあります、自分も周りの大人の人に相談して乗り越えたりすることができました。今後は店で社員として働き始めるのですが、将来に向かってその店の技術などを盗んだりして、活かせたらいいと思っております。

R.Hさん
将来の夢:児童養護施設職員

学生生活を振り返って、入学当初を思い返すと当時は様々な不安がありました。初めての一人暮らし、初めての大学、生活環境ががらりと変わり2年間しっかりやっていけるのかどうかがとても不安でした。しかしいざ始まってみると2年間はあっという間に過ぎてもう卒業になります。学校生活では様々なことを学ぶことができました。保育職に就くために必要な知識や技術、子どもとの関わり方など子どもにまつわる様々なことを学びました。そしてその知識を実際に使って実習をさせていただき実際に子どもと関わることの大変さや保育をすることの楽しさを感じることができました。2年間で必要な単位を全て取得し資格をいただくことができました。これらを活かして4月からは児童養護施設の職員として働かせていただくことになりました。学校生活と私生活を両立していくことは正直とても大変でしたが2年間の経験を通して一人暮らしをしていくスキルや1人の人間として大きく成長できたと感じています。私が高校卒業後進学をすると決めることができたのはドコモの奨学金を頂けたことがとても大きいので2年間支えていただいたドコモの奨学金関係者の皆様にとても感謝をしています。本当にありがとうございました。

T.Yさん
将来の夢:介護福祉士

2年間の学生生活を振り返って、楽しかったこと、辛かったことなどたくさん蘇ってきます。最初は初めての一人暮らしに不安があったり、上手く学校に馴染め勉強についていけるだろうか心配でした。でも、友達、先生、周りの方々いろんな方の支えがあり、ここまで来れたんだなと思います!
学生生活を通じていろんな人とのつながりを感じることができたり、介護という仕事がより大好きになったと思います。バイトや学生生活で実際に学んでみて、「この介助ほんとに合ってるかな?」「こうなったらいいのにな」と問題などはたくさんあります。それを少しでも変えていけるような、利用者さんを第一に考え、誰からも信頼される介護福祉士になりたいと思います。なので、卒業まで残り少ないですが、自分に足りないことを1つでも多く克服し、4月からは立派に働けるように頑張りたいと思います!
僕が「介護」という仕事を選んだのは最初はなんとなくでした。元々、人と話すのが苦手だったり、特に何かをしたいという意欲はありませんでした。中学校や高校で少し、介護に関わる勉強をして、少し自分に向いているのかなと思うようになり、実際に施設見学や、実習などを通して、利用者さんが自分の名前を呼んでくれたり、感謝の気持ちを伝えてくれたり、成長を感じることができたりと、とても大変な仕事ではあるけどやりがいを感じることができました。今はこの仕事が本当に大好きで楽しいです!
4月からは特別養護老人ホームというところで働きます!利用者さんの笑顔や楽しみを1つでも増やせるように知識や技術をしっかり身につけて、生活のサポートをできたらいいなと思います!時にはリラックスしながら、頑張っていきたいです。

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