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ドコモ市民活動団体助成事業

公募による市民活動団体への活動資金の助成事業

Activity Report

『わかばmeeting』様熊本県 / 助成金額:500,000円

目録贈呈の様子

活動名

住民向け情報発信フリーペーパーの発行・配布と情報が集まるカフェスペースの運営

概要

発災後、「困り事に対してどうしたらいいかわからない」、「情報が入ってこない」という声をよく聞きました。情報が入らないために、より困った状況に置かれる人を一人でも減らしたいと思い、フリーペーパーの発行に至りました。
フリーペーパーには西原村で行われるイベントの告知や制度の紹介、利用できる機関の紹介など、住民の方々の役に立つ情報を載せています。配るときにはなるべく住民の方に手渡しで配り、そこからいろんな声を聞くようにしています。
一方で西原村は近年若い子育て世代の移住が多いです。昼間は仕事に出るなどして、フリーペーパー配布時に出会えないことがよくあり、なかなか様子を知ることができません。また、移住して年数が浅いため地域での関係があまりできておらず、情報共有ができていないようです。そのような世代の方々が集まり、自然と抱えている様々な問題を把握したり、互いに情報を交換できるカフェスペースを運営します。

終了報告
カフェで ワークショップ①

終了報告

201710/02

わかばmeeting 活動報告

[活動の概要]

発災後、「困り事に対してどうしたらいいかわからない」、「情報が入ってこない」という声をよく聞きました。情報が入らないために、より困った状況に置かれる人を一人でも減らしたいと思い、フリーペーパーの発行に至りました。

フリーペーパーには西原村で行われるイベントの告知や制度の紹介、利用できる機関の紹介など、住民の方々の役に立つ情報を載せています。配るときにはなるべく住民の方に手渡しで配り、そこからいろんな声を聞くようにしています。

一方で西原村は近年若い子育て世代の移住が多いです。昼間は仕事に出るなどして、フリーペーパー配布時に出会えないことがよくあり、なかなか様子を知ることができません。また、移住して年数が浅いため地域での関係があまりできておらず、情報共有ができていないようです。そのような世代の方々が集まり、自然と抱えている問題を把握したり、互いに情報を交換できるカフェスペースを運営します。

【フリーペーパーの発行と配布実績】

2016.10.03 vol.9発行 ・ 2016.10.25 vol.10発行 ・ 2016.11.17 vol.11発行

2016.12.25 vol.12発行 ・ 2017.01.07 vol.13発行 ・ 2017.01.24 vol.14発行

2017.02.27 vol.15発行 ・ 2017.03.16 vol.16発行

  • カフェで ワークショップ①
  • カフェで ワークショップ②
  • カフェの庭でワークショップ
  • フリーペーパーDOGYANを見ながら話し合い

<成果>

【フリーペーパーの発行と配布】

発災直後はさまざまな情報が溢れ、混乱していた。しかし少し時間がたち、生活がひと段落落ち着いてくるにつれて、「地震」にまつわる情報や急を要する情報が少なくなってきた。また個々の状況が多様化し、必要な情報が多様化していく中で、住民へ一様の情報を発信することが難しくなった。さらに発災直後にはたくさん来てくれたボランティアの数は時間がたつごとに減少し、配布人数が少なくなったために、配布に時間がかかるようになった。このため発行の頻度を減らし、少ない人数ではあるが時間をかけて、住民との会話を大切にしながら配布する体制となった。

西原村は地域によって被害状況や復興の進捗が異なり、西原村内のことでも住む場所が違えば、住民の知らないことがある。このフリーペーパーを通して、各地域での取り組みや現状を意識して伝えてきた。そうすることで西原村としての一体感が生まれたり、他の地域から刺激を受けて自分たちの取り組みを考えるきっかけとなった、といった声が聞かれるようになったのは、とてもよかった。

配布人数が急激に減ったために、発行の進捗が遅れたのは課題だった。対外的にもっと活動内容や現地の状況を発信して、ボランティアを長期的に呼びこむ工夫が必要だった。

【カフェスペースの運営】

カフェスペースの常時解放は、運営スタッフの不足から不可能だった。しかし開催の回数を減らしたかわりに、1回1回の内容を工夫してさまざまな住民が集まるようにできたのはよかった。ワークショップでものづくりをする中で、住民同士の交流が生まれ、話題も発展した。この場を通じて住民同士のつながりが生まれたことは、これからのそれぞれの再建の歩みの中で、ちょっとしたときに話ができたり頼れる存在が身近にできたということだと思う。

またワークショップの合間には軽食として西原村の住民の方がつくったものを出した。購入を通して生産者のやりがいづくりができたように思う。カフェの利用者も、地元のものの魅力の再発見になったり、生産者を応援する気持ちの醸成になったようだ。住民同士のさまざまなつながりが生まれ、互いに応援し合う関係が築けたようだ。

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