<成果>
・キャンプ企画に初めての参加者が多く、緊張しているように診られたが、活動を通して交流が深まり、すぐに打ち解けて和やかな雰囲気で開催できた。
・10/22~23日の開催分に関しては、雨天の為、予定していた祇園山登りは中止するにいたったが、代替プログラムで、五ヶ瀬町と姉妹都市・北海道新得町で開発された「フロアカーリング」を体験してもらうことが出来た。避難生活で、常に過酷な状況におかれている子どもたちに、無理せず体験プログラムを提供でき、楽しんでもらえた様子がよかったと思われる。
・カヌー体験では、広々とした蘇陽峡のなかで、自力でカヌーを操作する体験で慣れると、カヌーで鬼ごっこをしたり、元気いっぱい楽しんでいる姿がみられた。
・全体的に、直前の体調不良のキャンセルや、学校の行事等が重なって、予定人数より少なくなったが、指導者と参加児童が深くかかわることが出来た。太鼓のプログラムでは、音やリズムを体で感じ、汗だくになりながら楽しむ姿が印象的だった。
・地元の祭りにも同時に参加して、参加者と指導者だけとの交流ではなく、五ヶ瀬町内の地元の方々との交流をもてたのも意義があったのではないかと感じた。
・スキー体験プログラムに関しては、天候が一番大きく左右される企画ではあり、雪不足のため、スノーシュウでのトレッキングが出来なかったが、3日間ともスキーの体験が出来、子どもたちは、すぐに滑れるようになって大いに雪景色とスキーを楽しんでいた。以前からスキー体験をさせてみたいと考えていた保護者も多くたくさんの申し込みを受けた。
・全体を通して、地震以来、気持ちを押されて我慢しながら生活していた子どもたちに、気持ちの開放を促すことが出来てよかったと感じた。五ヶ瀬町始め、地域の方の賛同も得て、食材の寄付や、スキー場の受け入れなどもいただき、当初予算より、大幅に予算を削減できた。
・活動中の写真データを各保護者に送ることも出来た。
<今後の課題>
・被災地区の事情を考慮し、参加者の送迎が出来る範囲でのみ、申し込みを受け付けた。しかしそのため、一度にたくさんの人数を受け入れることが出来ないのが残念であった点と考える。