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ドコモ市民活動団体助成事業

公募による市民活動団体への活動資金の助成事業

Activity Report

『一般社団法人 北海道助産師会』様北海道 / 助成金額:520,000円

目録贈呈の様子

活動名

中学生、高等学校生の生と性の健康を守るための性教育活動

概要

若い人々に正しい性の知識を与え、生命の素晴らしさや性のプライド(自分や大切なパートナーの身体や心や命は大切であること)を伝えることはとても重要なことです。いのちの現場で働く私たち助産師が学校、家庭、地域と連携を取りながら子どもたちの性の健康を守るための取組みを強化します。
また、中学校・高等学校での活動メンバーを増やすために、メンバー育成の研修会を開き、依頼のある学校、地域すべてに対応できるように本活動を推進します。

中間報告
子育て未来フェスタさっぽろ2016

中間報告

201707/31

一般社団法人北海道助産師会 中間報告(2017年1月21日 現在)

[活動に至る背景]

子どもたちが性の健康を守り、思春期を健全に過ごし成長することで、将来の新しい命を健やかに

育む基礎作りになると考え、学校等から依頼を受け、性教育活動行っています。

いのちの現場で働く助産師だからこそ伝えられる生命の素晴らしさや性のプライド(自分や大切なパートナーの身体や心や

命が大切であること)を伝えたいと考えています。

以前は小学校からの依頼が多かったですが、年々中学校・高等学校からの依頼が増えています。しかし、中学校・高等学校で性教育活動が行えるメンバーが不足しており、メンバー養成とメンバーのスキルアップも兼ねて、性教育活動を強化・推進していきたいと考えました。

[活動状況]

①SRH(セクシャル/リプロダクティブ・ヘルス)セミナー参加 (2016/9/24)

②団体内の勉強会の実施5回、延べ29名参加 (2016/10/1~2017/1/9)

③子育て未来フェスタ(札幌市)参加 (2016/12/10) 大分県助産師会思春期授業(高校)視察 (2017/2/12)

④「沖縄県の母子保健の現状と中高生の思春期教育」研修参加 (2017/1/21)

[成果(アピールポイント含)と反省点]

成果

①SRHセミナー参加者より授業の参考になる新しい情報を得ることができ、メンバーで共有できた。

②メンバーとの勉強会を5回行い、活動テーマに向けて、意見交換を行い、目的や活動方針について共有した。

③札幌市主催の子育て未来フェスタに参加し、広く性教育活動についてアピールできた。

他県授業視察及び研修については、今後も継続予定であり、視察終了後に報告会を行い、中高生に対する性教育活動メンバーの養成に繋げていくこととしている。

反省点

有識者による講演会については、調整不足により内容を変更したが、特段の問題なく実施することができた。今後は早期に日程調整を行うこととした。

  • 子育て未来フェスタさっぽろ2016
  • 大分県助産師会思春期授業視察
  • 北海道内中学校での思春期授業
  • 『中学校、高等学校生の生と性の健康を守るための性教育活動』チラシ
終了報告
一般社団法人 北海道助産師会 終了報告の写真

終了報告

201802/10

一般社団法人 北海道助産師会 終了報告

[解決したかった現状と課題]

近年、札幌市の平成28年度の10代のクラミジア性罹患率は全国平均の4.3倍、10代の人工妊娠中絶実施率は1.9倍です。これらは生涯における心身の健康に大きな影響を及ぼします。当会へは毎年、学校などから年間100回ほどの授業依頼があります。ここ数年、中・高等学校での授業依頼の回数が増加していますが、実施できるメンバーが不足しているため、中・高等学校からの授業依頼のすべてに対応することができない状況です。

[活動内容]

1.中学校、高等学校での性教育プログラム作成に向けて、他自治体で行われている助産師による中学校、

高等学校での性教育活動の視察

2.視察報告でのシェア

3.医療関係者、学校教員、保護者に向けた性教育研修会

4.中学校、高等学校での性教育プログラム作成に向けての学習会

5.メンバーのスキルアップにむけた研修会

6.LGBT(性的少数者)勉強会

7.新メンバーによる北海道内中学校での性教育の授業実施

[活動成果]

視察へ行った5名は、多くの知識を学び、報告会でシェアし、メンバーのスキルアップになりました。研修会には、34名の参加があり、意見交換を通し、学校・地域・家庭における性教育活動のネットワークづくりができました。また、LGBTの研修会に10名が参加し、札幌市での取り組みや、各連絡先や団体などの連携が図れました。学習会などを11回行い、念願のプログラムも作成することができました。新メンバーも1名増え、中学校で16回の授業を実施しました。

[工夫したポイント]

メンバー全員が仕事を持ちながらの活動であるため、研修会の準備など、意識して時間と作業の効率化を図りました。また、研修会などで得た新しい知識や情報の周知は、メンバー限定のSNSを活発に活用することで、効率化が可能となりました。

[活動の反省点]

学習会や研修会に参加したくとも、夜勤など不規則勤務のメンバーの日程調整が厳しかったです。また、参加できなかったメンバーへの研修内容の周知が困難でした。医療関係者、学校教員、保護者に向けた性教育研修会の参加者は34名であり、目標の50名に達しませんでした。今後は、私たちの活動を周知してもらえる大切な場でもあるので、周知方法を見直したいと考えています。また当日は、市内学校での運動会行事が重なり、開催時期の設定に配慮が必要でした。

[今後の課題・展望]

近年、札幌市における10代のクラミジア罹患率や人工中絶実施率は下がりつつあるが、全国に比べ高い傾向にあります。若い人々に正しい生と性の知識を与え、生命の素晴らしさや性のプライド(自分や大切なパートナーの身体や心や命は大切であること)を伝えることは、ますます重要となっています。今後、学校や地域のニーズに応えることができるよう、学校、家庭、地域と連携を取りながら子どもたちの性の健康を守る取組みを強化したいと考えています。

  • プログラム作成のための勉強会
  • プログラムを作成した小学校での授業風景
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