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ドコモ市民活動団体助成事業

公募による市民活動団体への活動資金の助成事業

Activity Report

『公益社団法人 チャンス・フォー・チルドレン』様宮城県 / 助成金額:550,000円

目録贈呈の様子

活動名

みやぎ子どもサポータ―育成プログラム発足プロジェクト

概要

経済的困窮など、社会的に生きづらさを感じている子どもたちに寄り添う次世代人材の養成・育成を目的に、宮城県内の子ども支援団体が共同で、大学生向け子どもサボーター養成プ口グラムの開発を行います。また、持続可能な制度化に向けたアドボ力シー活動も並行して実施し、子どもサボーター制度の社会的認知度の向上をめざします。

中間報告
マネジメント層向け研修_11月

中間報告

201706/29

公益社団法人 チャンス・フォー・チルドレン 中間報告(2017年2月15日 現在)

[活動に至る背景]

宮城では震災以後、子どもたちを支援するために多くの団体が、学習支援、居場所支援、経済支援等に取り組んできました。しかし、震災から5年が経過した現在、多くの団体は資金面や人材面での課題に直面している。時間の経過とともに外部からの寄付や助成、人材も減少しているため、今後は地域の中で人材を確保・育成する必要があります。

そこで、共通の課題に取り組む複数団体が連携して若手人材を育成するプロジェクトを発足しました。

[活動状況]

9月、11月に複数の子ども支援団体と合同研修を実施しました。現場で活動するボランティアや拠点管理を任されている担当職員の課題等をヒアリングしました。当初の仮説通り、ボランティアコーディネーションや内部人材の育成にリソースを投下できていない実態が明らかになりました。また、並行して任意団体の発足に向けた準備会議も月2回程度実施し、現在はNPO法人TEDIC、NPO法人アスイク、公益社団法人チャンス・フォー・チルドレンの3団体を幹事とし人材育成を目的とした団体を設立予定しています。4月の任意団体設立に向けて規定や予算、活動計画などを策定中です。

[成果(アピールポイント含)と反省点]

■2017年度人材育成を目的とした任意団体を発足

主なアウトプットとしては任意団体「こども・若者ソーシャルワークMIYAGI(仮称)」を設立することが挙げられる。

当会は、貧困を含む困難を有する子ども・若者を支える支援者を養成し、また支援者間のネットワーク・コミュニティをつくることで、全ての子どもが当たり前に地域で生きられる社会を創造することを目的とし、2017年度から活動を開始する。

初年度の活動内容は大きく2点で、学生ボランティア確保のサポートとソーシャルワーカー育成プログラムを実施していく。

■2016年の振り返り

当初よりも計画を前倒しできた要因は幹事の選定によるところが大きい。選定前に類似案件の担当者にヒアリングを行い、幹事団体を決定するまでには内部で慎重な議論を重ねた。幹事団体の決定後も理念や価値観、育成したい人物像のすり合わせには多くの時間を要した。

また、3つの支援団体が、互いの研修制度や人的リソース、ボランティア募集・育成のノウハウなどを共有した点は大きな強みだと考えている。今後の課題としては中長期目標の設定や地域での展開、資金調達、事務局員の確保等があげられます。特に資金調達においては、今後助成金以外の財源を確保していくことが急務となる。

  • マネジメント層向け研修_11月
  • マネジメント層向け研修_11月_2
  • キックオフ合宿_9月
  • キックオフ合宿_9月_2
終了報告
公益社団法人 チャンス・フォー・チルドレン 終了報告の写真

終了報告

201802/10

公益社団法人 チャンス・フォー・チルドレン 終了報告

[解決したかった現状と課題]

宮城では、震災以後多くの団体が、様々な困難を抱える子どもたちの支援に取り組んでいます。しかし、多くの団体は資金面や人材面での課題に直面しています。時間の経過とともに外部からの寄付や助成、復興人材も減少しており、今後は被災地(東北)の中で復興人材を確保・育成する必要がありますが、現状、人材育成にリソースを投入できていないことが課題です。

[活動内容]

宮城県の子どもに寄り添う次世代人材養成・育成を、目的に任意団体ユースソーシャルワークみやぎを、県内の子ども支援団体2団体と協働で設立しました(http://ysmiyagi.org/)。設立にあたって、県内の子ども支援団体の職員・ボランティアを対象に事前ヒアリングと合同合宿を行い、課題の深堀と養成プログラムの開発を実施しました。2017年は、新入生を対象にした合同説明会やイベントを開催しました。

[活動成果]

・子どもサポーター育成プログラムキックオフ合宿/参加人数:10名

・子どもサポーター育成プログラムキックオフ合宿/参加人数:16名(参加団体: チャンス・フォー・チルドレン、TEDIC、ブレーンヒューマニティー)

・子どもサポーター養成研修/養成人数:29名

[工夫したポイント]

初めての試みであったため、最初から県全域や多くの団体を対象にするのではなく、初年度は3団体に絞り込んだ点です。構想から半年で、団体設立まで到達することができました。

【活動の反省点】

当初計画の約半数の企画を実施できなかった点が大きな反省です。企画によっては形式を変更して実施しましたが、実施できなかった要因としては、当初の想定より早く団体設立の話がまとまり、実施主体がチャンス・フォー・チルドレンから、ユースショーシャルワークみやぎに移行したためです。

【今後の課題・展望】

課題:資金調達、事務局スタッフの確保

現段階では活動財源が助成金に依存しているため、寄付金獲得や自主事業の開発など安定した財務基盤を築くことが必要です。また、専任のスタッフもいないため、事務局人材の確保も急務です。

展望:研修事業のブラッシュアップとアドボカシー

次年度以降は、今年度実施する研修のブラッシュアップに加え、今年度実施できなかったシンポジウムの実施も計画しています。

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