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ドコモ市民活動団体助成事業

公募による市民活動団体への活動資金の助成事業

Activity Report

『認定NPO法人 ロージーベル』様宮城県 / 助成金額:430,000円

目録贈呈の様子

活動名

問題を抱える子ども支援の促進の為の情報発信とネットワーク構築

概要

当法人は、非行など様々な問題を抱える少年の自立更生に向けた支援を行う「少年の家」の運営を中心に、電話相談や少年院DJ、チャリティイベントの開催など、子どもの健全育成に係る幅広い活動を行っています。
今回は、これらの活動をさらに充実させるため、子ども支援をテーマとする市民向け講演会並びにボランティア養成講座の開催、子ども支援に不可欠な関係機関・団体との連携強化のための連絡協議会を開催します。

中間報告
第11回連絡協議会1

中間報告

201709/21

認定NPO法人 ロージーベル 中間報告(2017年2月10日 現在)

[活動に至る背景]

非行等の問題を抱える子どもの支援には、関係機関・団体等とのネットワークによるきめ細やかなサポートならびに地域住民の理解と協力が不可欠である。このため、当法人では、2015年度からNPO法人モバイル・コミュニケーション・ファンドの助成を受けて、市民向けの講演会や講座の開催、関係機関・団体との連絡協議会の開催、当法人のニュースレターの発行を通して、問題を抱える子ども支援の促進のための情報発信とネットワーク構築に努めており、今年度は更なる拡充をめざしている。

[活動状況]

(1)ニュースレター「ロージーベルだよりVol.13」の作成・配布

2016年12月、活動報告会報を1000部作成し、法人オリジナルのクリスマスカードとともに、会員、支援者、関係機関・団体、講演会・講座参加者等(約700名)に送付・配布。また、少年院DJ15周年記念イベントに参加いただいた有志・アーティスト(約200名)、全国約60箇所の少年院・少年刑務所等にもイベントCDとともに送付。

(2)関係団体連絡協議会の開催準備

2017年2月18日に開催する第11回関係機関団体連絡協議会開催について、関係機関・団体約20箇所に案内を送付。今回の連絡協議会では、子どもの居場所や各法人が抱える問題点とその解決法等について、更には連携の在り方などの情報交換を行う予定。

[成果(アピールポイント含)と反省点]

今回は活動報告会報(ニュースレターvol.13)を1000部発行し、会員、支援者、関係機関、団体等のみならず、イベント参加者や少年院、市民の方々へも幅広く配布した。活動報告会報の内容も、今回は特に、ハウスで生活する少年二人の手記「少年の声」(入居するまで、ハウスでの生活、今後の思いなど)、また寮母から見た少年の様子「寮母の声」を盛り込み中身の濃いものとした。ニュースレター配布後は、会員や寄付者等から寄付金や物品寄付が数多く寄せられ、反響の大きさを実感した。ただ、今回はかなりタイトスケジュールでの作業となったため、次回からは余裕をもって臨み、内容についてもブラッシュアップしていきたい。

2016年度の助成事業としてはまだニュースレターの発行にとどまっているが、今後、関係団体連絡協議会、講演会、ボランティア養成講座の開催等を予定しており、2015年度同様に確実に実施し、子ども支援への理解と協力について積極的に情報発信し、また関係機関・団体等のネットワークを更に強固なものとし、問題を抱える子どもが一人でも減少するよう活動を進めてまいりたい。

  • 第11回連絡協議会1
  • 第11回連絡協議会2
  • 第11回連絡協議会3
  • 第11回連絡協議会4
終了報告
講演会

終了報告

201803/19

認定NPO法人 ロージーベル 終了報告

[解決したかった現状と課題]

少子化の影響により、少年非行件数・非行のある少年の数は以前より減少しているが、虐待やいじめ、ネットト犯罪や新たな薬物犯罪、子どもの貧困や社会的希薄化など青少年を取巻く環境は依然として楽観できない状況にある。これに対処するため市民の理解と協力が不可欠であるとともに、子ども支援に関わるNPOが他のセクターと連携し、様々な課題に柔軟に対応するため基盤整備ならびにネットワーク構築が強く求められている。

[活動内容]

①講演会:子どもの貧困に詳しい大学教授を講師に招き、子ども支援に関心のある市民等に講演を行っていただき理解を促した。

②ボランティア養成講座:講師4人を招き、問題を抱える子ども支援について講座を開催し、知識等を習得していただいた。

③連絡協議会:子ども支援事業を行っている関係団体等連絡協議会開催し、連携等について意見交換を行うことでネットワークが構築され、連携を強固なものとした。

④活動報告の会報を2回発行し、支援者等に情報発信を行った。

[活動の成果]

①講演会:2017/05/21 参加者57名、1回開催

②ボランティア養成講座:2017/7/8 受講者29名、1回開催

③連絡協議会:2017/02/18 参加8団体 計13名、2017/07/22 参加9団体 計16名、2回開催

④会報の発行:2016/12、1,000部、2017/07、700部発行、2回発行

上記の事業通じて、子ども支援の現状や取巻く環境を知っていただき理解をえられた。また、関係団体とのネットワークが更に強固なものとなった。

[工夫ポイント]

ボランティア養成講座で配布する資料について「見やすさ」を重視し、用紙1枚に2画面を印刷する資料から、用紙1枚には1画面を印刷する資料に切り替えた。結果、用紙とインクを2倍使うことになったが、講座の参加者から分かりやすいというお声をいただいた。

[活動の反省点]

講演会・ボランティア養成講座の開催日決定が遅くなり、会場探しに労力を要し、チラシ作成・発送もタイトなスケジュールでの作業となった。講演会では72名収容できる会場に57名参加であったが、多少手狭に感じた。次回は講演・講座の内容をブラッシュアップするとともに、会場選定にも思慮したい。

[今後の課題・展望]

活動は費用の殆どを助成金に頼っているため、自己資金のみによる運営は難しいのが現状であるが、当法人の活動に対する継続を望む声を多く受けており、継続すべき活動であると考えている。関係機関団体連絡協議会も12回となり、関係団体とのネットワークも更に強固なものとなってきたが、県外からの少年を受入れる場合も増えてきており、県外においても同様の活動を促進し、県を越えた連携を図ることで、幅の広い問題に対応していきたい。

  • 第12回関係機関団体連絡協議会1
  • 第12回関係機関団体連絡協議会2
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