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ドコモ市民活動団体助成事業

公募による市民活動団体への活動資金の助成事業

Activity Report

『公益財団法人 日本ダウン症協会』様東京都 / 助成金額:490,000円

目録贈呈の様子

活動名

ダウン症の啓発のためのリーフレットと子育て手帳の作成

概要

ダウン症のある子どもたちを取り巻く環境は少しづつ改善していますが、未だに知識不足による差別や偏見があります。今年の4月から「障害者差別解消法」が施行され、障がい者に対する社会的障壁を取り除くための「合理的配慮」が社会に求められるようになりました。しかし、現実としてダウン症がある人とどう接すれば良いのかがわからないのが現実です。このような状況を踏まえ、ダウン症について正しい理解を進めるための普及啓発活動を実施します。

中間報告
「世界ダウン症の日」イベントにて(昨年)

中間報告

201709/21

公益財団法人日本ダウン症協会 中間報告(2017年2月17日 現在)

[活動に至る背景]

多くの人がダウン症のことを知っているようで意外と知られていません。また新型出生前検査など、ダウン症のある人たちを取り巻く環境は大きく変化しています。今年4月から「障がい者差別解消法」が施行され、障がい者に対する社会的障壁を取り除くための「合理的配慮」が社会に求められるようになります。しかし身近な問題としてダウン症がある人とどう接すればいいのか、ダウン症について正しい理解を進めるための普及啓発活動が必要となります。ポスターやリーフレットなどを配布することにより、ダウン症への理解が深まり、わたくしたちのめざす「だれもがその人らしく、安心して暮らしていける社会の実現」を実現させるために活動しています。

[活動状況]

頂いた助成金で、3月の「世界ダウン症の日」と「ダウン症啓発月間」の10,000枚のポスターを作製しました。このポスターを全国のJDS会員が手分けして、学校、施設、病院、役所、郵便局、店舗など様々なところに掲示して、ダウン症の啓発を行っていきます。ポスターのモデルはJDSで募集しました。今年のモデルは、余暇活動を楽しんでいる学生としましたところ、全国から16件の応募があり、その中から静岡県在住の中学1年生の玉川明日翔(たまがわあすか)さんが選ばれました。彼女は小学校4年生から乗馬を習っています。いまでは大きな馬に乗れるようになりました。馬に乗る明日翔さんの笑顔がとても印象に残ります。このように、障がいがあっても、好きなことを見つけられるということは本当に素晴らしいことだと思います。助成金ではポスターの他に、リーフレットも作成しました。リーフレットも全国で配布しています。JDSではダウン症についての正しい啓発を行ってまいります。

[成果(アピールポイント含)と反省点]

成果:

JDSは、全国53支部5,600名の会員がいます。会員の周りには多くの支援者がいます。その支援者の方達がポスターの掲示に協力してくださいます。皆さまの協力により掲示されたポスターを見た方から、笑顔になった。勇気をもらったなどたくさんのコメントを頂きます。多くの方にこのポスターを見て頂けるよう、さらに努力してまいります。

反省点:

現在はまだ関係する施設などがメインとなっているため、今後はより多くの一般の方の目に触れる、駅、商業施設などに掲示できるようにしたいと思います。

  • 「世界ダウン症の日」イベントにて(昨年)
  • リーフレットの写真
  • 全国に発送されるポスター
  • HPで希望者を募り無料で発送しています
終了報告
公益財団法人 日本ダウン症協会 終了報告の写真

終了報告

201802/10

公益財団法人 日本ダウン症協会 終了報告

[解決したかった現状と課題]

近年、ダウン症のある人たちを取り巻く環境は、かなり改善されました。医療の進歩による合併症等の克服、学習や余暇の充実、就業や社会参加の機会も増えました。しかし、差別や偏見は残っており、希望の就学や就業ができない人もいます。新型出生前検査の導入が社会問題になるなど、ダウン症のある子どもを授かった親たちが、安心して子育てに臨める社会の実現には、多くの課題が残ります。だからこそ、正しい理解を進めるための啓発活動が必要です。

[活動内容]

いただいた助成金で、3月の「世界ダウン症の日」と「ダウン症啓発月間」の啓発ポスター、日本語、英語版のリーフレットの制作と配布を行いました。啓発ポスターは、ダウン症のある人をモデルに毎年制作しており、今年は、静岡の中学生がモデルになりました。また、最新のプロジェクトとして、ダウン症のある赤ちゃんを授かった親御さん向けの母子手帳(子育て手帳)「+Happyしあわせのたね」を新たに制作し、広く配布を実施しました。

[活動成果]

啓発ポスターは約1万枚を印刷、希望者に無料(送料自費負担)で送ったほか、JDS(日本ダウン症協会)の全国53支部・準支部が中心となり、各地の公共の場所等に掲示しました。リーフレットは旧来版の増刷の他、日英2種類を新たに制作しました。子育て手帳は、5600部を印刷し、既に4000部近くを、全国の親御さんや医療・保健・保育関係者等に無料(同)配布しました。PDFでのダウンロード数も2000を超えたことで反響を呼び、多くのメディアに報道されました。

[工夫したポイント]

子育て手帳は、若いお母さんグループが企画し、アンケートで親御さん達の「こんな手帳がほしい」というご意見をいただき制作しました。多くの人に届けるため、ホームページから手帳のPDFがダウンロードできるようにしました。

[活動の反省点]

ダウン症のある赤ちゃんのための母子手帳の無料配布(送料のみ自己負担)は、大きな反響をいただきました。ただ、事務局が少人数体制であるため、発送作業等の負担が予想以上に大きかったです(嬉しい悲鳴ですが)。送料は切手でいただき、発送先の宛名も応募者にラベルサイズの紙に記入して送ってもらうなど工夫しましたが、将来継続して発行・配布を行うためには、増刷資金と、より効率的な配布ルートの確保が必要と感じました。

[今後の課題・展望]

啓発ポスターは、今後も毎年制作・配布していきます。2018年度のポスターは40歳以上のダウン症のある方をモデルにする予定で、すでにJDS(日本ダウン症協会)の会報等で募集しています。年齢の深みを感じさせる姿を全国にお届けしたいと思っています。子育て手帳は5600冊のうちすでに4000部近くが配布済みです。赤ちゃんは毎年生まれてくるわけで、今後も継続的に配布していくための資金源を模索中です。

[活動の反省点]

ダウン症のある赤ちゃんのための母子手帳の無料配布(送料のみ自己負担)は、大きな反響をいただきました。ただ、事務局が少人数体制であるため、発送作業等の負担が予想以上に大きかったです(嬉しい悲鳴ですが)。送料は切手でいただき、発送先の宛名も応募者にラベルサイズの紙に記入して送ってもらうなど工夫しましたが、将来継続して発行・配布を行うためには、増刷資金と、より効率的な配布ルートの確保が必要と感じました。

[今後の課題・展望]

啓発ポスターは、今後も毎年制作・配布していきます。2018年度のポスターは40歳以上のダウン症のある方をモデルにする予定で、すでにJDS(日本ダウン症協会)の会報等で募集しています。年齢の深みを感じさせる姿を全国にお届けしたいと思っています。子育て手帳は5600冊のうちすでに4000部近くが配布済みです。赤ちゃんは毎年生まれてくるわけで、今後も継続的に配布していくための資金源を模索中です。

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