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ドコモ市民活動団体助成事業

公募による市民活動団体への活動資金の助成事業

Activity Report

『社会福祉法人 ぶるーむ』様千葉県 / 助成金額:600,000円

目録贈呈の様子

活動名

みんなおいでよ!「ぶるーむクラブ」

概要

飽食の時代とも言われる現代においても、なお、日々の食事に事欠き十分な栄養を確保できない子どもたちが多数存在しています。そのような現状を踏まえ、当法人が有する人材(看護師、栄養士等)や施設(厨房、会議室、訓練室等)を活用し、公益事業として、主に生活困窮家庭やひとり親家庭などの子どもたちを対象に学習支援や食事の支援など様々な支援を行います。

中間報告
告知のぼり

中間報告

201707/31

社会福祉法人 ぶるーむ 中間報告(2017年2月20日 現在)

[活動に至る背景]

私たちは、医療的なケアが必要な重度障がい者を中心に、様々な障がい福祉サービスを提供している社会福祉法人です。活動は15年以上にわたり、大変なこともたくさんありましたが、障がい者の笑顔に励まされ、近年、やっと軌道に乗ってきました。そこで次のステップとして、この地域の中で、様々な事情を抱えて暮らしている子どもたちを対象に、お役にたてることができればと考え、通所施設の夜間を利用して、学習支援や食事の提供などにチャレンジしています。

[活動状況]

「ぶるーむクラブ」開催に向けて昨年7月にプロジェクトを発足し、調理・勉強・遊びや告知方法などについて打ち合わせを繰り返してきました。並行して地域で居場所を真に必要としている子どもたちに直接伝えるため、柏市役所の各関連部署、家庭児童相談室、近隣保育園・小中学校、ソーシャルワーカー、民生委員等に働きかけをしました。またフードバンク千葉や法人スタッフの寄附等により食材の確保を図った。そして10月17日にスタートし、10~1月隔週月曜日の夕方17時~20時に月2回のペースで計8回開催。宿題や卓球、プラバン作りなどの活動の後、皆で一緒に食事をしています。

[成果(アピールポイント含)と反省点]

私たちが来てもらいたいと思っている子どもたちに地道に伝えて行くことで、回を重ねる毎に徐々に利用する子どもたちが増えてきました。

第1回目は5人の利用者でしたが、1月には20名に増えてきています。 

8回の平均では、利用者13名(未就学児5名、小学生4名、中学生1名、付添い大人3名)、見学者2名、ボランティア15名(調理班、活動班)の計30名が集いました。

但し未就学児の子どもたちが半数を占め、食事場所をテーブルからチャブ台に変えたり、皆で遊べるような工夫をしています。

小学校高学年、中学生の利用者がまだ少ないので、学習支援より遊びに関わる人数が多い状況ですが、

今後、中学生の増加に伴い、高校生・大学生の学習ボランティアの募集をしていきます。また利用者の増加に合わせ、開催日数を増やしていこうと思っています。

  • 告知のぼり
  • 活動風景
  • 調理風景
  • 食事風景
終了報告
社会福祉法人 ぶるーむ 終了報告の写真

終了報告

201801/27

社会福祉法人 ぶるーむ 終了報告

[解決したかった現状と課題]

外からは分かりにくい家庭環境の孤独・貧困などの不安や悩み、そして、そういった環境により、何らかの支援を必要としている子どもたちの将来の進路や自立までの道のりを一緒に探っていきたいと考えています。単に「ご飯を食べる」「勉強をする」場所でなく、「つながり」への困窮の支援に繋がる「居場所」づくりに取り組んでいます。

[活動内容]

地域で真に居場所を必要としている子どもたちに直接伝えるため、当法人の相談支援専門員はもとより、柏市役所の各関連部署、家庭児童相談室、近隣保育園・小中学校、ソーシャルワーカー、民生委員、児童委員等に働きかけをしました。

[活動成果]

2016年10月から、月2回月曜日、17時~20時の開催で始まった「ぶるーむクラブ」は、2017年4月より第2・4月曜日、第1・3木曜日の月4回の開催に拡大しました。1回あたりの人数は開催回数が増えても変わることなく、平均の利用者人数は15名、ボランティア人数は15名の計30名が参加しています。

[工夫したポイント]

今年の夏休みは、昨年よりも1時間早い16時から開き、夏休み特別企画として子どもたちの夏の思い出作りになるように、花火大会、スイカ割り大会、理科実験教室などを開催しました。いつもの倍以上の子どもたちが集まり大盛況でした。

[活動の反省点]

2017年4月の最初の開催日は、入学式や新年度の始業式などにあたり、子どもたちの環境が大きく変わったためか、蓋を開けてみたら利用者はいませんでした。学校の行事や子どもたちの行動をよく把握して開催しなくてはと思いました。1年を通して活動することで、少しずつ状況を見込めるようになり、開催日時や調理数量などの改善に生かしていきます。

[今後の課題・展望]

「ぶるーむクラブ」は、そこに集う多様な方々が、それぞれの知識や経験を生かすことのできる場所であり、年長者が自分の経験を次世代に繋げていく事で人と繋がることを支援していく場所です。「ぶるーむクラブ」では、利用者・ボランティアが、それぞれ自分の役割を担い、支える側、支えられる側の区別なく、皆で運営に参加していくことができるような持続可能な仕組みを構築していきたいと考えています。

  • 花火大会
  • 食事風景
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