[活動に至る背景]
私たちは、医療的なケアが必要な重度障がい者を中心に、様々な障がい福祉サービスを提供している社会福祉法人です。活動は15年以上にわたり、大変なこともたくさんありましたが、障がい者の笑顔に励まされ、近年、やっと軌道に乗ってきました。そこで次のステップとして、この地域の中で、様々な事情を抱えて暮らしている子どもたちを対象に、お役にたてることができればと考え、通所施設の夜間を利用して、学習支援や食事の提供などにチャレンジしています。
[活動状況]
「ぶるーむクラブ」開催に向けて昨年7月にプロジェクトを発足し、調理・勉強・遊びや告知方法などについて打ち合わせを繰り返してきました。並行して地域で居場所を真に必要としている子どもたちに直接伝えるため、柏市役所の各関連部署、家庭児童相談室、近隣保育園・小中学校、ソーシャルワーカー、民生委員等に働きかけをしました。またフードバンク千葉や法人スタッフの寄附等により食材の確保を図った。そして10月17日にスタートし、10~1月隔週月曜日の夕方17時~20時に月2回のペースで計8回開催。宿題や卓球、プラバン作りなどの活動の後、皆で一緒に食事をしています。
[成果(アピールポイント含)と反省点]
私たちが来てもらいたいと思っている子どもたちに地道に伝えて行くことで、回を重ねる毎に徐々に利用する子どもたちが増えてきました。
第1回目は5人の利用者でしたが、1月には20名に増えてきています。
8回の平均では、利用者13名(未就学児5名、小学生4名、中学生1名、付添い大人3名)、見学者2名、ボランティア15名(調理班、活動班)の計30名が集いました。
但し未就学児の子どもたちが半数を占め、食事場所をテーブルからチャブ台に変えたり、皆で遊べるような工夫をしています。
小学校高学年、中学生の利用者がまだ少ないので、学習支援より遊びに関わる人数が多い状況ですが、
今後、中学生の増加に伴い、高校生・大学生の学習ボランティアの募集をしていきます。また利用者の増加に合わせ、開催日数を増やしていこうと思っています。