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ドコモ市民活動団体助成事業

公募による市民活動団体への活動資金の助成事業

Activity Report

『一般財団法人 群馬県母子寡婦福祉協議会』様群馬県 / 助成金額:273,500円

目録贈呈の様子

活動名

「ひとり親家庭支援ハンドブック」の作成

概要

ひとり親家庭の母(父)や寡婦に対する支援制度について、国・県・市町村や社会福祉協議会等の関係団体の所管する項目について、簡明に解説した冊子を作成します。この冊子を、県、市町村やハローワークの担当セクションに配布し、来所した相談者の様々な質問に本冊子を活用いたします。
また、当財団に相談に来所する相談者に冊子を配布する他、若年母子会の会員や市町村母子会にも配布し、ひとり親家庭の生活の安定や福祉の増進に寄与します。

中間報告
一般財団法人 群馬県母子寡婦福祉協議会 中間報告(2016年12月19日 現在)の写真

中間報告

201707/31

一般財団法人 群馬県母子寡婦福祉協議会 中間報告(2016年12月19日 現在)

[活動に至る背景]

母子家庭の母は、仕事と子育てをひとりで担っているため、「お金、情報、時間」が不足していると言われています。このような、ひとり親家庭を支援する制度は経済的支援、生活支援等、複数存在するが、現実は日々の忙しさの中での多くの支援制度は活用されていません。様々な機関の様々な制度を理解し、それをうまく活用していくことにより、無駄な支出を省き、時間の節約にもなります。ありそうでなかった、ひとり親家庭を支援する有力なツ―ルとしての価値があると考えています。

[活動状況]

本ハンドブックについては、1,300部を作成し、群馬県内のひとり親を支援する関係機関(県、市町村担当課、社会福祉協議会、ハロ―ワ―ク、家庭裁判所、女性相談所、児童相談所等)や市町村母子会、若年母子家庭が会員となっているスマイル・スマイル会員全員に配布しました。

また、当財団が運営する母子家庭等就業自立支援センタ―に相談に来る方や親子ふれ合い交流事業の参加者にハンドブックについて周知するなど、ひとり親家庭の母親支援に大きく貢献しました。

[成果(アピールポイント含)と反省点]

今年度は、養育費の算定表を追加し、自分と相手方の所得及び子どもの数に応じて、1表から9表までを掲載し養育費の算定が自分でできるような説明を加えた。給与所得者の源泉徴収票及び事業者の確定申告書のどこの欄で算定することになるのか簡明に解説した。

その他「養育費支援相談センタ―」が、発行しているニューズレター「そこが知りたい」シリ―ズを掲載し、ひとり親家庭が直面する離婚手続き、養育費の請求、面会交流、財産分与、家庭裁判所の利用の仕方等図表を多用し解説した。

群馬県のキャラクターぐんまちゃんのイラストの挿入やカラー頁を多くするなどにして、親しみやすい装丁とした。

本冊子を県内のひとり親家庭を支援する機関や組織に配布しており、ひとり親家庭に対してよりきめ細やかなサービス

の向上につながっている。

ひとり親家庭ハンドブックURL

http://www.boshikai-gunma.jp/wp-content/uploads/hpb-media/2016.4.1%20siennbukku.pdf

  • 冊子
  • ハンドブックを参考に相談業務を進めている様子
終了報告
一般財団法人 群馬県母子寡婦福祉協議会 終了報告の写真

終了報告

201803/21

一般財団法人 群馬県母子寡婦福祉協議会 終了報告

[解決したかった現状と課題]

ひとり親家庭には、3つの不足しているモノがあるといわれており、それは、お金、情報、時間です。ひとり親家庭の収入は、一般家庭に比較して4割弱、200万円程度です。このなかで、子育てや就労等を自ら行っています。国県市町村等では、ひとり親支援や貧困対策として様々な施策を行っていますが、まだまだ制度が十分に理解されているとはいえません。ひとり家庭の母(父)および関係機関(県、市町村こども育成担当課)、児童相談所、ハロ―ワ―ク等に本冊子を配布し、制度の周知を図り、ひとり親家庭の生活の安定や向上に資することとします。

[活動内容]

様々な機会を利用してひとり親に対する支援制度の周知を図りました。 

・県民大会参加者に配布

・市町村母子会に配布

・関係機関に平成28年度支援制度の文書による照会および回答のとりまとめを実施  

・若年母子会員全員に冊子を配布(500人) 

・母子会ホームページにPDFフアイルをアップして情報提供を実施

・ひとり親家庭を支援する県内関係機関に冊子を配布 (県、市町村子ども育成課、ハロ―ワ―ク、児童相談所、女性相談所、家庭裁判所、社会福祉協議会、民生委員児童委員協議会、県弁護士会等)

[活動成果]

県内のひとり親家庭の相談窓口ほとんどの機関にこの冊子を置くことで、相談を受ける側のレベルアップやワンストップサービス等、相談者に対するより質の高いサービスにつながりました。また、当財団に相談のため来所される方や市町村母子会や若いお母さん方の会員にも配布したので、助成金の適切・的確な運用にも効果がありました。

[工夫したポイント]

・カラ―のペ―ジやグラフ・図をできるだけ多く掲載し見やすくしました。

・就労相談時に来所した相談者に配布し、制度をよく理解してもらうことができました。 

・群馬県のイメージキャラクター「ぐんまちゃん」のイラストを挿入し、親しみやすくしました。

・作成部数を多くし、より多くの機関の担当者が情報を共有できるようにしました。

[活動の反省点]

関係諸機関や来所された相談者の方への配布を通じて、支援制度の内容周知に努めましたが、市町村母子会や若いスマイル会員等を対象にした研修会などの開催が実施できれば、より効果的でした。また、ホームページに情報は公開していますが、容易に検索できるよう工夫することで、さらに効果があったのではないかと感じています。

[今後の課題・展望]

・県内には、ひとり親家庭で児童扶養手当を受給している人が約1万8千人おり、それらの人たちに制度の周知や母子会への入会の促進を図っていくことが今後の課題です。また、このような冊子の配布を通じて、仲間づくりを増やし、ひとり親家庭の学習支援事業への新たな展開なども今後の課題です。

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