<成果>
・11月の移動動物園では、目玉となる「ペンギン」がやってくる予定でしたが、直前に九州で発生した鳥インフルエンザの影響で、鳥類の移動が出来なくなってしまいました。ペンギン・ひよこは連れていけない代わりにやって来た「アルマジロ」には、子どもたちも目を丸くして恐る恐る触れていました。
また、たくさんの珍しいクワガタや可愛いウリボーにも子どもたちやお母さんお父さんも大喜びでした。
・被災地の学校はどこも地震の影響で授業時数の確保に大変苦慮されていらっしゃいました。(子供たちの心のケアも大事・・しかし授業時数の確保も重要・・・という学校が多数)
そのような状況の中、このふれあい移動動物園のために学校も時間を確保してくださいました。
学校の状況や動物の状況がその時々で違ってくるので、日程調整に何度も足を運び団体と調整することに一番時間を要し苦労しました。
それでも毎回九州各県から朝早く準備をして、20名以上の飼育員さんや獣医師の皆さんがボランティアで熊本に来てくださったことが、この事業の一番の成功要因だと思っています。
<今後について>
各学校からは感謝のお手紙・ハガキを頂き、また南阿蘇村では、多くの子どもたちから感想文を頂きました。その皆さんからの声に大変やりがいを感じました。また次も頑張って準備をして来よう!とやる気も湧き、スタッフ同士の意識の向上にもつながり、改めて動物たちの持つ力を感じました。
また、日程が中々合わず断念せざるを得なかった小学校にも今後訪問できるよう、事業継続のための資金を確保することが今後の大きな課題です。支援してくださる企業から寄付なども募りながら、熊本の復興のためまた子どもたちの笑顔のために、継続した活動にしていきたいと思います。