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ドコモ市民活動団体助成事業

公募による市民活動団体への活動資金の助成事業

Activity Report

『きばれ!あまくさンしー』様熊本県 / 助成金額:500,000円

目録贈呈の様子

活動名

熊本地震の被災地、被災者へ寄り添いニーズに合わせた多角的な支援

概要

私たちは熊本地震直後から物資の運搬、炊き出し、瓦礫撤去や農業支援など、被災地のニーズに基づく支援活動を行ってきました。仮設住宅が整備され、被災者の皆さんが移り住んでおられますが、一人暮らしや高齢者の方が多いのが現状です。今後は現地の方々の気持ちに寄り添いながら、草刈り・花植えなどの環境整備や、茶話会を通したコミュニティー作りのお手伝いや傾聴活動など、丁寧でぬくもりのある支援活動を行って参ります。

終了報告

終了報告

201709/28

きばれ!あまくさンしー 活動報告

[活動の概要]

震災発生から時間の経過とともに支援ニーズは刻刻と変化し、多種多様な活動を行ってきました。

具体的には、次の活動について、被災者へ寄り添い多角的な支援を実施しました。

・瓦礫撤去、解体前の被災住宅からの荷物の運び出し

・仮設住宅でのコミュニティー形成のお手伝い(茶話会等のイベント開催)

・被災者への精神的な癒しの提供と被災地への世間の関心を寄せるためのイベント(花植えやチューリッププロジェクト)

・以前に支援を行った地域の現状観察と継続した関わり(南阿蘇村長野地区、益城町赤井地区他)

・被害の少なかった天草の方々へ被災地の現状の広報、関心付け(天草でのバザー参加、音楽会開催)

・他の活動団体との協働した活動と情報の共有(「はあもにいフェスタ」「つながる広場」「震災シンポジウム」への参加協力)

・仮設住宅の共用スペースの環境改善(草刈り、バス停の屋根壁設置)

  • 益城町テクノ仮設団地衣類支援
  • 益城町瓦礫撤去活動
  • 被災者への精神的な癒しの提供(チューリッププロジェクト)
  • 被災地の現状についての広報活動

<活動を振り返って>

被災地支援活動を実施する中で、当初は計画(予想)してなかった支援依頼が多くあり、活動の経過とともに被災地の復興の状況を身をもって実感できました。

また、以前に支援活動を行った地域へ再訪することにより、被災地への継続的な関わりが出来、信頼関係の形成、現状の視察、3月には現地の皆様方と交流の機会を設け、多くの方々から「現在の生の声」をお聞きすることができたのは、今後のニーズの把握、支援活動の計画立ての材料となり、また、多くの感謝の声は今後の活動の糧となりました。

<今後の課題>

御船町ふれあい広場仮設、益城町赤井仮設・小池島田仮設、城南町塚原仮設・藤山仮設住宅において「草刈り」「法話」「茶話会」「花植え」等、多様な活動を行いました。本活動では、各所様々な形態の仮設団地において抱える問題(ニーズ)は様々で、当初は手探りに近い仮設支援でしたが、活動を続けるうちにニーズへの対応策を作り出し、実行できました。イベントスタイルの支援活動では、茶話会や花植えといった仮設入居者自身が参加することにより、コミュニティーへの参加のハードルを下げるとともに、引きこもりがちな被災者の生活不活発病の抑止にもなったことと思います。参加される顔ぶれは女性が多く、今後は男性が足を運びやすいスタイルのイベントを計画・実行することが今後の課題と思います。

<良かった点>

仮設での支援活動時「心のつぶやき」ハガキを配布し、住所氏名の記入、ポストへの投函も被災者の自由意志で行っていただくことにし、何一つ制約のないスタイルにしたことによりハガキ一面に書き綴られた多くの言葉をいただくことが出来ました。また、住所氏名の記入があったハガキにはイベント参加メンバーからお返事を書くことにより「書いて終わり」でなく「継続して支援・交流していきます」という形にできたのは良かったと思います。

また、他の支援団体開催のイベント(みなし仮設入居者向けイベント、子ども食堂)への参加で他団体との交流、当団体の支援先以外の被災者との交流、情報把握等、得るものが多くありました。今後も、交流を行いながら各団体の得意分野を生かした支援に繋げていければと思います。

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