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ドコモ市民活動団体助成事業

公募による市民活動団体への活動資金の助成事業

Activity Report

『NPO法人 やんちゃまファミリーwith』様大阪府 / 助成金額:342,000円

目録贈呈の様子

活動名

地域全体で~子どもの孤食・貧困問題を救う居場所つくり

概要

子どもにまつわる問題の一つに「孤食・貧困問題」があげられます。まずは居場所づくりを当法人だけではなく、行政や福祉関係団体、ボランティア、地域の方々と一緒に、子どもを取り巻く環境として真剣に考え、関わり方や背景を受け止め、今までの経験を活かし、子どもに寄り添える場の環境を作っていきます。松原市、初の事業のモデルとして今後継続できるよう、それぞれの役割制をしっかり確立し市内各地域に展開していきます。

中間報告
2017年1月26日団らん

中間報告

201709/21

NPO法人やんちゃまファミリーwith 中間報告(2017年2月15日 現在)

[活動に至る背景]
地域や子育て・親支援の活動をしている中、「子どもの孤食」について耳にし、メディアのニュースや研修等で、子どもの貧困が過去最悪の6人に1人との現状に、家庭で食事が取れない子どもたちがいることを知る。その背景には生活困窮や学校での孤立、虐待も見え隠れすると聞く。また長期の夏休みなどで、唯一の食事であった給食を食べることが出来ず、痩せて新学期を迎える子どもも少なくない。朝食だけでなく、夕食は食べない、一人で過ごす、など当市でも少なくないとの現状を受け、何かできることはないかと、築いてきた市内のネットワークを用い「こども食堂」として子どもの居場所をつくりたいと思った。

[活動状況]

「こども食堂」の活動をはじめ1年がたち、当法人の拠点でもある「こみゅにてぃーひろばNIKOニコ」の施設で、現在は月2回木曜日学校の長期休みは毎週1回18時から20時の開催。子どもたちへの案内は行政を通じケースワーカーさん、地域の小学校の校長先生が直接声をかけてもらっているのと、学習支援の先生が連れて来てくれている。買い出し、調理や会場の準備、子どもたちの送迎は社協をはじめ、地域のボランティアさんと協力しておこない、食材は企業の方や、地域の方、ふーどばんくOSAKAさんからの提供していただいている。毎回、終了時の振り返りや月1回定例会議を行い、情報の共有や課題などの解決を行ってる。

[成果(アピールポイント含)と反省点]

多くの個人や団体に支えられ、この1年間「こども食堂」を継続してきた中、昨年10月、当法人主催で、松原市においても初めて取り組んだシンポジウム。松原商工会議所、松原ライオンズクラブが後援、松原市社会福祉協議会、NPO法人ふーどばんくOSAKA、(医)ほづみ小児科クリニックなどに協力をいただき、「子どもの孤食と子どもをとりまく問題について私たちにできること!」というテーマに開催した。同時にフードドライブを開催し、大きな反響があった。約220名の参加者。サポートする側のつながり合う大切さや、それぞれの地域においての課題の共有など、学ぶ事は沢山あった。各地域での取り組みを学び「今」できる自分らしいサポートを行う。それぞれの強みが、市内のネットワークの強化につながり、新たな支援体制ができたことで、今年1月念願の2店舗目がオープンした。高齢者から子どもまで多世代交流の場としての居場所。「ちいき食堂」と名打った。2017年度には、あと3店舗の計画をしており、この先、3年以内をめどに松原市内の小・中学校と地域との連携で、こどもが歩いて行ける場所に「居場所」を展開していく。また、なかなか知られていない子どもに関する問題の現状を把握し、寄り添ったサポートができる様、地域に根差した取り組みをおこなっていく。

  • 2017年1月26日団らん
  • 2016年みんなでゲーム
  • 2016年クリスマス会
終了報告
NPO法人   やんちゃまファミリーwith 終了報告の写真

終了報告

201802/10

NPO法人 やんちゃまファミリーwith 終了報告

[解決したかった現状と課題]

夕食を一人で過ごす子どもの孤食や、友人とのコミュニケーションを築けず、孤立する子ども、生活困窮者の親子、社会的・心理的・経済的に弱者である子どもに対する支援を行うため、地域の方やボランティアを募り、夕食を中心とした場の提供で心が休まる居場所づくりをめざす。地域やボランティア・専門家が一つになり、生活困窮家庭の子どもや色々な事情を抱えている親子の孤立を防ぐ。

[活動内容]

対象となる子どもとその保護者には、行政のケースワーカー、地域の方、校長先生より直接声をかけ、参加を呼びかけた。月に1度の定例会で、毎回、情報共有や課題を話し合う機会をもった。まずは、いちばん子どもの状況を把握している各小中学校の先生方に、子ども食堂の存在を知ってもらうため、校長会へ参加させてもらい呼びかけを行った。また、参加する子どもやその保護者には、スタッフやボランティアの大人や学生が寄り添うことを大切にした。

[活動成果]

・基本毎月2回(学校の長期休みは毎週)、木曜日午後6~8時に開催した。また、調理・会場準備は、4時から行った。

・実施回数/4月(4回(遠足1回含む))参加人数(スタッフも含み108人)、5月/(2回)参加人数67人、6月(2回)参加人数63人、7月(3回)参加人数70人、8月(6回(イベント1回含む))参加人数142人、合計17回開催し、延べ参加人数450人であった。

・春は遠足、夏は近くに日帰りキャンプに行き、流しそうめんやBBQを楽しんだ。12月にはクリスマス会、お餅つきなどの行事も行った。

[工夫したポイント]

子どもたちやその保護者が安心していられる居場所にするために、一人ひとりに寄り添い、信頼関係を築いていった。居場所に関わる大人の繋がりも大切にし、ボランティアに来てくれる方にも面談や想いを伝え、意識を統一した。

[活動の反省点]

学校の長期休暇中、子ども食堂での勉強について反省する点があった。子ども食堂で学習支援を行うとは広報していないが、食事の前後に宿題や勉強をしている子どもがいた。宿題の進み具合について本人に声をかけると、進めているというので安心していたが、始業式前日に宿題はかなり残っていた。家で勉強ができる環境ではない子どももいるので、もっと早い段階で宿題の進み具合を確認し、声をかけ、配慮できなかったことが反省点である。

[今後の課題・展望]

今後の活動は、現在開催中の第1店舗目「やんちゃま食堂」、第2店舗目「ちいき食堂」、第3店舗目「松高きっちん(松原高校)とみんなの食卓」を継続運営をしていくことである。情報を公開していないため、行政や教師等に直接声をかけている。まだまだ地域に隠れている対象者に、どのように情報を届けていくかが課題である。今後の方向性としては、小学校区に1カ所を展開していく。平成30年1月には、第4店舗目が決定している。

  • 8月 メニュー「カレー」
  • 夏の日帰りキャンプ
  • 春の遠足1
  • 春の遠足2
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