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ドコモ市民活動団体助成事業

公募による市民活動団体への活動資金の助成事業

Activity Report

『認定NPO法人 Ocean’s Love』様神奈川県 / 助成金額:500,000円

目録贈呈の様子

活動名

シーズンオフこそたくさん体を動かし、たくさん勉強しよう!!

概要

サーフィンスクールをきっかけに知的・発達障がい児と触れ合い楽しい時間を共有し、ノーマライゼーションの社会作りを発信していきます。サーフィンシーズンオフでも参加したい子どもたちのために、ボランティアと一緒に体力づくりや運動不足解消のための運動の会を実施します。また、ボランティアには障がい児についての知識などを得るための勉強会やサーフィンスクール支援のための講習会を開催し、知的・発達障がい児の更なる理解を深めます。

中間報告
お勉強会1回目滝乃川学園見学

中間報告

201709/21

認定NPO法人 Ocean's Love 中間報告(2017年2月8日 現在)

[活動に至る背景]

「運動の会(子どもたち)」

・参加希望者が増え抽選形式となり参加できない子どもが増えてきたため、子どもたちが海には入れなくても海で遊び運動する機会を提供する。

・知的・発達障がい児は運動する環境が少ないので運動できる環境作りを行う。

「お勉強会(ボランティアさん・親御さん)」

・ノーマライゼーションの社会を作るために知的・発達障がいをもっと理解してもらう。そして自ら発信できる人を育成する。

・毎回テーマを決め講師を招いて講義し、グループワークなどを取り込みながら勉強する。

「海講習会(ボランティア)」

・サーフィンスクール同様、サーフボードを使い波に乗る方法やサーポート体制の作り方等の講義をする。

[活動状況]

運動の会は1回目から悪天候により延期、1月の運動の会が正式な1回目となった。サーフィンスクール同様予報が変わってしまう所が難しい。

開催ごとにスクール生を募集しているので参加者が分散して参加できない子どもがいない。

ボランティアが少ないため、積極的にボランティア同士の参加を募っている。

お勉強会は、ボランティアがサーフィンスクールの体験や経験を共有する機会となり、サーフィンスクールでは疑問に思った事を確認できる良い機会になったようである。

疑問は解決したが、今後どのように発信していくかが今後の課題となっている。

[成果(アピールポイント含)と反省点]

①運動の会の目的である運動不足解消として、障がい児がペアとなり一緒に走るトレーニングプログラムを実施した。冬休み中に体を動かす機会がなかったようで、子どもたちは元気いっぱいに走ってトレーニングし、いい汗をかいていた。共同作業では、予想以上に障がい児がお互いに思いやりの気持ちを持ちながら、1つ1つの種目を進めていた。

そしてサンドサーフィン(砂山を作り、上からサーフボードで滑るサーフィン体験)では少し怖く勇気が必要な子どももいましたが、ボランティアや子ども同士が声をあげることで、参加者全員が滑り下りる事ができた。サンドサーフィンでは、波に乗れない子どもが滑る事ができたと喜ぶ姿がみられ、サーフィンスクールでは成功する事ができなかった事が、サンドサーフィンで成功し良い結果につなげることができた。

風邪やインフルエンザでボランティアの当日欠席があり、ボランティアに人数が足りないところがあった。

②お勉強会の目的である、ノーマライゼーションの社会作りの理解というところで、グループワークを中心に障がい児の理解がどこまでできているのかお互いに真剣に話合った。

障がい者体験として会場内に障害物を置き、健常者とアイマスクをした障がい者(健常者がアイマスクをする)のペアを作り、どのように説明してスムーズに歩くことができるのかを体験した。わかりやすく的確に伝える事の大切さは、知的・発達障がい児との会話をする時に役に立つ事が実感できた。

勉強したことをどのように伝えるかについては、今後の課題である。

  • お勉強会1回目滝乃川学園見学
  • お勉強会2回目チームワーク
  • 運動の会1回目共同作業種目ボール運び
  • 運動の会1回目共同作業種目サンドサーフィン
終了報告
認定NPO法人 Ocean's Love  終了報告の写真

終了報告

201803/21

認定NPO法人 Ocean's Love  終了報告

[解決したかった現状と課題]

①運動の会:参加希望者が増え、抽選形式となっているため参加できない子ども達が海で遊び運動する機会を提供する。また、運動する環境が少ないので、運動できる環境を作る。

②お勉強会:知的・発達障がいをもっと理解してもらう。そして自ら発信できる人を作る。

③海講習会:サーフィンスクール形式でサポート体制の作り方の講義と知的・発達障がい児の特性などを理解してもらう。一年を通して、活動していく大切さを知ってもらい、支援に繋げていく。

[活動内容]

①運動の会:お互いに思いやりの気持ちを持ちながら厳しい運動を共有し喜びを感じること。やればできるという達成感と達成した成果をメダルという形で表すことで実感が湧き、子ども達の自信へとつなげた。

④お勉強会:サーフィンスクールの時だけでなく、どんな時でも手を差し伸べる事が出来るよう育成を行った。

⑤海講習会:参加した子ども達が楽しい1日を過ごすことができるように体験してもらった。

[活動成果]

実施回数8回 

・運動の会:3回実施 参加者計114名(1月14日(土)37名、2月4日(土)39名、3月4日(土)38名)  

・お勉強会:4回実施 参加者計70名(11月23日(水)14名、1月7日(土)14名、2月25日(土)25名、3月11日(土)17名)

・海講習会:5月6日(土)参加者20名     

[工夫したポイント]

全ての事業の内容を事前に参加者にメールや郵送で伝えていたので、参加者が当日何をするかということに戸惑うことなく、スムーズに進めることができた。

[活動の反省点]

・運動の会:内容をわかりやすく伝える準備が不足していたため、ボランティアが少し戸惑ってしまった。

・お勉強会:告知が遅くなってしまい、参加者が少なかった。 

・海講習会:サーフィンスクールに基づき実施したところ、時間が延長してしまった。  

[今後の課題・展望]

運動の会、お勉強会、海講習会を実施し、それぞれにニーズがあることは確認できたが、実施日程や内容、運営のための人員確保を行うなどたくさんの準備が必要となる。継続していくことができれば、子ども達の運動不足や共同行動についても、一般の人に対して障がいの理解を深めてもらうことができる。 

  • サイドサーフィン
  • 共同作業ボール運び
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